ジャイルズ・ピーターソン監修のコンピに選出され、『Blue Note Re:imagined』にも参加した英ノッティンガム出身のソングストレスが3枚のEPを経て初アルバムを発表。スタジオでのジャム・セッションを発展させてデイヴ・オクムとメロ・ゼッドがメインで制作した楽曲からは、佇まいから滲み出るネオ・ソウル感覚もありつつ、エレクトロニカ、レゲエ~ダブ、ボサノヴァ、ジャズなどさまざまな音楽のエッセンスが感じられ、全体を通してローファイ・ソウルとでも言うべき音空間を生み出している。曲のムードに合わせて高低の音域を使い分けたヴォーカルもやや平板ながら味わい深く、愛憎入り混じる自作詞をクールに歌っていく。