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ジ・オーブとデヴィッド・ギルモア関連の最近のあれこれ
チャリティー・ソング“Chicago”を通じた出会いがコラボ・アルバムにまで発展。ギルモアによるヒプノティックなギター・フレーズを散りばめながら、ジ・オーブとユースは深い瞑想へと誘うアンビエント・ハウスを作り上げた。
今年の4月にリリースされたジ・オーブの最新作。トリッピーでスペイシーな音作りや、とにかく気持ち良すぎる低音の鳴りは流石の一言だが、レゲエ調やディスコ・マナーの楽曲など、随所に入っているポップな歌モノも魅力だ。
意外にもキャリア初となる単独名義でのアルバムは、これまた予想外のフォーキーな一枚。サイケなアレンジとニック・ドレイクを彷彿とさせる歌を重ねた傑作です。現ジ・オーブのマイケル・レンダルもシンセで参加。
2010年前後のUKロック・シーンで躍動したバンドの復活作は、12年ぶりにユースがプロデュースを担当。音域のくっきりと分かれたプロダクションにユースらしさを感じつつ、とにかくメロディーと演奏の良さに感動するのです。
現時点での最新作であり、邦題〈飛翔〉。クロスビー&ナッシュやロバート・ワイアット、コリン・ステットソンら豪華メンバーと壮大な歌の世界を表現している。デラックス盤には表題曲をダンサブルに仕上げたユースのリミックスも収録。
プログレ史上に残るピンク・フロイド73年の名盤をロジャー・ウォーターズみずからが再構築したという話題盤。79歳の彼がいま〈狂気〉をどう解釈するのか。全曲のリメイクに加えて、13分に及ぶ新曲も収録されているそうです。