ソニー・ミュージックダイレクトの大ヒット作〈心に響く唄〉シリーズと〈URC〉のフォークソングのコラボレーションが実現! コンピレーションアルバム『心に響くフォークソング - イムジン河（URC銘曲集2）』が2023年9月27日（水）にリリースされる。
日本のインディレーベルの先駆けとして69年に産声をあげ、高田渡、遠藤賢司、五つの赤い風船、加川良、はっぴいえんど、岡林信康など多くの先鋭的な才能が集まったURC（アングラ・レコード・クラブ）。日本のフォーク／ロックの祖と言える存在であり、70年代末に活動を終了して以降も、その作品群は多くのファンから強い支持を受け続けている。
今年、そんなURCの発売権をソニーミュージックが獲得、この6月から同レーベルの名盤の数々がCDで再発されるとともに、URCの本質を現代に改めて問うコンピレーションアルバムシリーズがスタートした。
そのコンピ第1弾として6月に発売された『URC銘曲集 - 1 戦争と平和』に続く今回の第2弾『心に響くフォークソング - イムジン河（URC銘曲集2）』は、心の琴線に触れるメロディー、詩、アレンジ、歌声を持つ曲のみ厳選して収録し、2013年の発売以来、累計10万枚以上のセールスを記録している〈心に響く唄〉シリーズとコラボレーションしたもの。
アルバムのタイトルに掲げられた“イムジン河”は、もともと北朝鮮で生まれ、その後数奇な運命を辿りながら現代に歌い継がれている名曲だが、今作には68年、ザ・フォーク・クルセダーズ版が発売中止となり、訳詞者の松山猛、平沼義男、芦田雅喜の3人によって急遽結成されたグループ、ミューテーション・ファクトリーによるバージョンが収められている。
さらに、早川義夫の“サルビアの花”（69年）、五つの赤い風船の“遠い世界に”（68年）、赤い鳥の“竹田の子守唄”（69年）、斉藤哲夫の“悩み多き者よ”（70年）、岡林信康の“ゆきどまりのどっちらけ”（71年）、金延幸子の“み空”（72年）など、あの時代だから生まれた郷愁のメロディーを持った〈心に響くフォークソング〉計18曲が集結。初心者から愛好家まで、誰もが日本のフォークソングの真髄に触れられる一枚に仕上がっている。
同日には、URCレコード名盤復刻シリーズの第4弾として、シバの『青い空の日』（72年）、ザ・ディランIIの『きのうの思い出に別れをつげるんだもの』（72年）、斉藤哲夫の『君は英雄なんかじゃない』（72年）、休みの国の『休みの国』（69年）、西岡たかしの『満員の木』（73年）の5タイトルが再発されるほか、10月25日（水）には第5弾として友部正人の『大阪へやって来た』（72年）、金延幸子の『み空』（72年）、ザ・ディランIIの『SECOND』（73年）、三上寛の『BANG!』（74年）、なぎらけんいちの『街の風になって』（74年）がスタンバイしている。
ちなみに『み空』の収録曲“青い魚”は、5月に行なわれた〈第76回カンヌ国際映画祭〉で役所広司が最優秀男優賞を受賞した、12月22日（金）公開のヴィム・ヴェンダース監督最新作「PERFECT DAYS」に起用されることが決定、稀代の傑作へ改めて熱い視線が注がれそうだ。
なお、〈心に響く唄〉シリーズから初となるクラシック篇『心に響くクラシック』も新たにリリースされる。ぜひ併せてチェックしてほしい。
RELEASE INFORMATION
リリース日：2023年9月27日（水）
品番：MHCL-30892
仕様：Blu-spec CD2
価格：2,200円（税込）
TRACKLIST
1. ゆきどまりのどっちらけ／岡林信康
2. 恋人よベッドのそばにおいで／中川五郎
3. 遠い世界に／五つの赤い風船
4. 悩み多き者よ／斉藤哲夫
5. この道／中川砂人
6. 私が一番きれいだった時／アテンションプリーズ
7. ゼニの効用力について／加川良
8. イムジン河／ミューテーション・ファクトリー
9. み空／金延幸子
10. 風が焦げる匂いがするだろう／柳田ヒロ
11. 男らしいってわかるかい／ザ・ディランII
12. 鉱夫の祈り／高田渡
13. もう春だね／友部正人
14. あかりが消えたら／愚
15. サルビアの花／早川義夫
16. 竹田の子守唄／赤い鳥
17. 誰を怨めばいいのでございましょうか／三上寛
18. 君のことすきだよ／遠藤賢司
