インタビュー

I Don't Like Mondays. 『PLAY』

アークティック・モンキーズやアーケイド・ファイアなど海外のロック・アクトともシンクロする、世界標準のポップ・ミュージックを鳴らす気鋭のバンドがメジャー・デビュー!

I Don't Like Mondays. 『PLAY』

 メンバー全員がモデルみたいなヴィジュアルで、キャッチコピーが〈月曜日が嫌いなセレブリティ・ロックバンド〉。ルックスだけが優先したバンドかと思いきや、実際に音を聴いてみて、例えばアークティック・モンキーズアーケイド・ファイアマムフォード&サンズダフト・パンクフォスター・ザ・ピープルのようなアクトとの同時代性を感じさせるクォリティーの高さに驚いてしまった。彼らはもしかしたら、既存の日本のロック・バンドとはまったく違う価値観を持ったニューカマーかもしれない。

 この秋、メジャー・デビューを果たした4人組、I Don't Like Mondays.。ファースト・ミニ・アルバム『Play』において彼らは、ここ数年の欧米の音楽シーンの潮流をナチュラルに反映させた、世界標準のポップ・ミュージックへ結びつけることに成功している。楽曲の制作にはメンバー全員が平等に関わっているという。

I Don't Like Mondays. Play コロムビア(2014)

「いろいろな作り方を試したんですけど、メンバーのバックグラウンドが全然違うから、それを無理矢理まとめてもダメだって気付いたんですよね。だから現在は、何もない状態から4人で話して作るようにしていて」(秋気)。

「最初は〈ハッピーなのがいいね〉とか、そんな感じなんですけどね(笑)。そこからテンポやリズムを決めて、少しずつ形にしていって。そのなかから〈バリバリのEDMトラックのなかで兆志がブルージーなギターを弾いたらおもしろいんじゃない?〉みたいなアイデアも出てくるんですよね。納得してないメンバーがひとりでもいれば完成しないので、ボツになる曲も多いんですけど」()。

「メロディーに対しても全員で意見を出し合ってるんです」(兆志)。

「バンドという形にもこだわってなくて。楽曲のクォリティーを重視しているので、自分が楽器を弾かない曲があっても全然いいし」(謙二)。

 エレクトロ・テイストを交えたバンド・サウンドのなかでエキゾティックなメロディーが大らかに広がっていく“MEMORIES”、70sディスコの煌びやかな雰囲気を大胆に持ち込んだ“Perfect Night”、ブルース・フィーリングのギターが味わい深いダンサブルなロックンロール“BANG!!”など、優れたポップ感覚に溢れた楽曲が楽しめる本作。英語と日本語をナチュラルに混ぜながら、〈ボーイ・ミーツ・ガール〉系のストーリーを映し出すリリックも魅力的だ。

「ダサくならないよう日本語を使えるようになるまでには、だいぶ試行錯誤がありましたね。歌ってる内容は、基本的にハッピーなこと(笑)。あとは女の子にまつわることが多いかな。別にキャラを作ってるわけじゃないんですよ。自分たちのことをストレートに、お洒落に歌うことがいちばん良いと思ってるので。カッコよく、プレイボーイでいきたいですからね、やっぱり(笑)」(悠)。

 宇多田ヒカルねごとなどを手掛けた河野圭がプロデューサーとして参加。Perfumeサカナクションなどに関わるスタイリストの三田真一、映像作家の田中裕介も参加するなど、スタッフワークも完璧。ヴァンプスファイヴ・セカンズ・オブ・サマーといったポップ・ロック・バンドが注目を集めるいま、世界の音楽マーケットを視野に捉えたI Don't Like Mondays.の存在は、これから幅広いリスナーを魅了していくことになるだろう。

「周りの友達の女の子って、ライヴハウスに行ったことがない人が多いんですよね。そういう子はクラブで遊んでたりするんですけど、そういう人たちにも〈カッコいい〉と思ってもらえるようなバンドになりたいですね。ライヴでもバンドの枠にこだわらず、ダンサーやDJを入れて派手にやりたいし」(悠)。

「うん、エンターテインメントをやりたいので」(兆志)。

「海外で活動したいという気持ちも強いですね」(謙二)。

 

I Don't Like Mondays.
悠(ヴォーカル)、兆志(ギター)、謙二(ベース)、秋気(ドラムス)から成る、〈BE PLAY BOY〉を合言葉に掲げる4人組。それぞれ別のバンドで活動していたメンバーが集い、2012年に表参道にて結成。その後、都内を中心にライヴを重ね、2014年1月にはフューチャーレコーズ主催のイヴェントでZepp DiverCity TOKYOの大舞台にも登場。同年7月にコロムビアからのメジャー・デビューを発表する。9月には日本のカルチャーを紹介する台湾のイヴェント〈Tokyo Crazy Kawaii Taipei〉に参加するなど、国内外でその名を広めるなか、このたびファースト・ミニ・アルバム『Play』(コロムビア)をリリース。