安田佳澄「フールナイト 7」謎に包まれていた霊花のアイヴィーの真実に迫るも……物語は新たな展開へ

安田佳澄 『フールナイト 7』 小学館 (2023)
2023.11.27

新鋭・安田佳澄によりビッグコミックスペリオールにて連載中の「フールナイト」。冬と夜ばかり続き、光がなくなった世界では、植物が枯れ酸素は薄く、人間が生きる手段は限られている。そんな中、貧困に苦しむ主人公のトーシローは、〈転花〉手術を受け、完全な〈霊花〉となるまでの2年間を、人としてどう生きるか、迷いもがく。7巻では長らく謎に包まれていた〈霊花〉のアイヴィーの真実に迫るが、物語はまた新たな闇を孕んでいく……。絶望的な世界を美しく描き出し、抜群の説得力を持たせる独特の筆致は見入ってしまいます。パリで開催された〈第22回Japan Expo〉で最優秀サスペンス賞も受賞し、ますます注目を集める作品。

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