Photo by Gene Kirkland

ガンズ・アンド・ローゼズのギタリスト、スラッシュによるニューアルバム『Orgy Of The Damned』の日本盤が5月22日(水)にリリースされることが決定した。

完全ソロ名義としては、前作『Slash』以来14年ぶりのオリジナルアルバムとなる本作は、自身のルーツに回帰し敬愛するブルースとソウルの名曲を取り上げたカバーアルバム(1曲はオリジナル)。スラッシュ節炸裂の痛快なロックンロールから味わい深い泣きのブルースまで、スラッシュの最も直感的でピュアな思いに溢れたギタープレイが堪能できる作品に。

また、『Slash』同様に豪華ゲスト陣が参加しており、新作からのファーストシングル“Killing Floor”には、AC/DCのブライアン・ジョンソンがボーカル、エアロスミスのスティーヴン・タイラーがハーモニカで参加、全ロックファン興奮必至のコラボレーションが実現。先日公開された同曲のミュージックビデオでは、スラッシュ率いるブルースバンドが初お目見えし、ジョニー・グリパリック(ベース)、テディ・アンドレアディス(キーボード)、マイケル・ジェローム(ドラムス)、タッシュ・ニール(ボーカル/ギター)とともにレコーディングスタジオで演奏している模様が映し出されている。

同曲について、スラッシュは「“Killing Floor”は俺の大好きなハウリン・ウルフの曲のひとつで、若いギタリストだった頃の俺が夢中になった、アイコニックなブルースリフのひとつがあるんだ。何らかの形でカバーしたいとずっと思っていたから、このアルバムがパーフェクトな手段になった。でもこのバンドでプレイして、しかもブライアン・ジョンソンが歌ってくれるなんて、当時は想像もしなかった成果だよ。ましてスティーヴン・タイラーがブルースハープを吹いてくれるなんてね」とコメント。

さらに、ブライアン・ジョンソンは「スラッシュに“Killing Floor”で歌ってくれないかと訊かれたときは二つ返事でイエスと言ったよ。俺が生まれて初めてのバンドで最初に覚えた曲のひとつだったんだ。アイツにバッキングトラックを聴かせてもらったら、考えるまでもなかったしね。それにスティーヴンのハーモニカもものすごく熱い。スラッシュとのスタジオ作業は楽しかったし、俺たちはこの素晴らしい往年の名曲の良さを十分に表現することができたと思っているよ。最高だ」と語っている。

なお、新作にはほかにもクリス・ロビンソン(ブラック・クロウズ)やビリー・ギボンズ(ZZトップ)、イギー・ポップ、ポール・ロジャースら個性豊かかつ実力は折り紙付きのアーティストたちが多数参加している。

 


RELEASE INFORMATION

SLASH 『Orgy Of The Damned』 Snakepit/Gibson/ソニー(2024)

リリース日:2024年5月22日(水)
※日本盤の詳細は後日発表

TRACKLIST
1. The Pusher feat. Chris Robinson (Vocal and Harmonica)
2. Crossroad Blues feat. Gary Clark Jr (Vocal, Rhythm guitar and Solo)
3. Hoochie Coochie Man feat. Billy F. Gibbons (Vocal, Rhythm guitar and Solo)
4. Oh Well feat. Chris Stapleton (Vocal)
5. Key To The Highway feat. Dorothy (Vocal)
6. Awful Dream feat. Iggy Pop (Vocal)
7. Born Under A Bad Sign feat. Paul Rodgers (Vocal)
8. Papa Was A Rolling Stone feat. Demi Lovato (Vocal)
9. Killing Floor feat. Brian Johnson (Vocal) 
*Special guest: Steven Tyler (Harmonica)
10. Living For The City feat. Tash Neal (Vocal) 
*Special guest: Jenna Bell, Jessie Payo (Background vocals)
11. Stormy Monday feat. Beth Hart (Vocal)
12. Metal Chestnut