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『Bars of My Life』へと直結するMummy-Dの参加作品を紹介!
文/轟ひろみ

 これまでの活動で結んだ縁から多彩な顔ぶれを招き、人脈的な意味でもMummy-Dのキャリアの一面を集約した作品だといえる『Bars of My Life』。表舞台に登場した90年代からMr. Drunkとして数多くのプロデュース/リミックスを手掛けてきた彼だが、RHYMESTERの躍進に伴ってラッパーとしての需要がそれ以上に増した結果、その活躍ぶりは〈もっとも客演数の多いアーティスト〉と呼ばれるまでになった。コラボ相手のフィールドや世代も、KREVAやAKLO、餓鬼レンジャー、宇田川別館バンドから、椎名林檎やスガシカオ、遊助、一青窈、マテリアルクラブまで実に幅広い。近年ではALIの“NEVER SAY GOODBYE”やELIONEの“別にいいんじゃん? Remix”も記憶に新しいところで、今後も多方面からラヴコールは続いていくことだろう。

Mummy-Dの客演した楽曲を含む近年の作品を一部紹介。
左から、ALIの2023年作『MUSIC WORLD』(ソニー)、F.U.T.O.の2022年作『Rebel Riders』(SMACK)、Massan×Bashiryの2021年作『birth』(Playwright)、武田と哲也の2021年作『Love On Delivery』(SOUL WAVE)、SuzKen & the Kungo Bongosの2020年作『SOME SPARKLE』(URBAN DISCOS)


 

tha BOSS 『IN THE NAME OF HIPHOP II』 THA BLUE HERB RECORDINGS(2023)

『Bars of My Life』での“同じ月を見ていた”に先駆けて実現したBOSSとの初コラボは、ここに収録の“STARTING OVER”。因縁のふたりが同じ年月を積み重ねた同志として互いの日々を語る姿に深みと円熟が感じられる。

 

Nulbarich 『NEW GRAVITY』 ビクター(2021)

『Bars of My Life』に収録された“Be Alright (Mr. Drunk Remix)”のオリジナルはこちらに収録。もともとファンだったというJQはこの後RHYMESTERの“Open The Window”のプロデュース/客演も実現させている。

 

ミッキー吉野 『Keep On Kickin’ It』 Kisshouten(2021)

その“Be Alright (Mr. Drunk Remix)”に鍵盤でフィーチャーされたのが、ゴダイゴで知られるレジェンド。彼の古希を祝したこちらのセルフ・トリビュート作品では、Mummy-Dが“歓びの歌”に客演していた。

 

Yoshito Tanaka 『TIME』 ユニバーサル(2021)

『Bars of My Life』で冒頭の“O.G.”とラストの“Kiss Your Life”にてギター演奏などに参加した田中義人。“Bxxxh Perfect (BACHLOGIC Remix)”のオリジナルは彼のソロ名義作に収録されたMummy-Dの客演曲であった。

 

RHYMESTER 『Open The Window』 ビクター(2023)

豪華なコラボを軸に数年間の配信曲を集大成した、トリオの現時点での最新作。Mr. Drunkは“待ってろ今から本気出す”やCKBとの合体曲などを手掛けたほか、Reiを招いた“My Runway”を彼女と共同プロデュースしている。

 

RHYMESTER 『ダンサブル』 starplayers/ビクター(2017)

『Bars of My Life』にプロデュース参加したDJ WATARAI、BACHLOGIC、SONPUBが顔を揃えている一作。『マニフェスト』以降の2大ブレーンである前2者は言わずもがな、SONPUBは本作の“梯子酒”が初の手合わせだった。