クインシー・ジョーンズ指揮下で作られた野心作。電化ファンク“Love Is In Control (Finger On The Trigger)”を入口にヴァンゲリス“State Of Independent”のカヴァーやブルース・スプリングスティーン書き下ろしの“Protection”もあり、クロスオーヴァー感覚は半年後の『Thriller』にも通じる。大人数コーラスにはMJの名も。
カサブランカとの契約を満了するためのマーキュリー録音作。マイケル・オマーティアン制作でブルース・スダーノやジェイ・グレイドンも数曲を共作、シンセ・ポップを軸にミュージカル・ユースとのレゲエなど多彩な曲が並ぶ。自作のバラード“I Do Believe (I Fell In Love)”は後に「ストレンジャー・シングス」で使用された。
引き続きマイケル・オマーティアンをプロデュースに迎えて、前作を踏襲せんとした一枚。ドリフターズの軽やかなカヴァー“There Goes My Baby”とコンテンポラリーなシンセ・ポップ“Supernatural Love”がシングル・カットされている。ラストに置かれたインスピレーショナルな“Forgive Me”がグラミーのゴスペル部門を受賞した。
再会したハロルド・フォルターメイヤーが手腕を発揮し、表題曲や“Bad Reputation”など80年代の大作映画を思わせるスケール感や疾走感のある佳曲を揃えた一枚。ミッキー・トーマス(スターシップ)との情熱的なデュエット“Only The Fool Survives”、ブレンダ・ラッセル作の“Dinner With Gershwin”がシングル化された。
ここからアトランティックへ移籍。当時絶調を極めていたストック・エイトキン・ウォーターマンのプロデュースでユーロ志向のダンス・ビートを聴かせるが、爽快な疾走感に乗ることで歌声は却ってソウルフルに響く。久々の全米ヒット“This Time I Know It’s For Real”は全英で3位を記録した、SAWにとっても指折りの名曲だ。
SAWとのコラボ継続を薦める声を蹴って、自身のR&B志向を追求した意欲作。ジェイムズ・イングラムらで知られるキース・ダイアモンドのニュー・ジャックな音は少し前のジャネットを思わせるもので、時流に照らせば遅きに失した感じながら、当時のハウスやフリースタイルに通じる跳ねたビートの装いはいま聴くと主役によく似合っている。
10年ぶりにマイケル・オマーティアンと組み、トラディショナルを中心に披露したクリスマス・アルバム。いずれもオーセンティックな意匠でダンス的な刺激はないものの、大らかに歌う姿からは本人の充足感も伝わる。ミュージカルの出自が活きた“Christmas Is Here”や圧巻の熱唱を聴かせる表題曲など自作のオリジナルの3曲もいい。
17年ぶりのオリジナル・アルバム。グレッグ・カースティンやトビー・ガッドらを起用し、エヴァン・ボガート(ニールの息子)の参加という奇縁も。JRロテムによるドクター・ドレー調の“The Queen Is Back”をはじめ、ハウスやラテンも混交したカラフルな意匠で余裕の現役ぶりを見せつけるも、結果的にはこれが最後のアルバムとなった。
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