2021年の前作『Mercury - Acts 1』と拡張盤〈Acts 1 & 2〉を経てダニエル・プラッツマンは一時離脱中だが、バンドは止まらずトリオ体制でニュー・アルバムを完成した。長い付き合いのマットマン&ロビンが初めて丸ごとプロデュースし、一周回ったブロステップ風味が新鮮な先行カット“Eyes Closed”同様、チャント的な歌とシンガロング系のフックを備えた明快なトラックが並ぶ。パーカッシヴな冒頭の“Wake Up”や小気味良い“Nice To Meet You”など、どこまでもアップビートでメロディアスなスタジアム・ポップに気分も盛り上がるはず。日本盤には“Eyes Closed”のJ・バルヴィン客演版もボートラ収録。