生え抜きだった故ヘンリー・ファムブローの参加作としてはこれが最後。ジャケの写真は2021年の前作と同じだが、今回はヘンリーがリードを歌うバラード“Easy On Me”を含めて往時のスピナーズ感はほぼ皆無だ。とはいえ、名匠バーナード・グロブマンが手掛けたR&B~ディスコ味のあるポップな曲は若々しい歌ともども快調そのもの。白眉はスロウの“Rainy Sunday”か。