WHAT A WONDERFUL WORLD!!
この1年で広がった、モンパチをめぐる素晴らしき音楽の世界

 トリビュート盤に集結したメンツの豪華さからも伝わるように、とにかく顔が広くて懐も深いのがモンパチの長所のひとつ。それゆえに音楽の輪もどんどんと広がっており、この1年に限っても本隊以外の課外活動は増える一方だ。バンドとしてもスカパラとのコラボ曲“流れゆく世界の中で”やFIRE BALL“One Link”のPVへの出演など、ジャマイカ音楽周りとの繋がりが顕著だが、キヨサクはこの夏にレゲエ・セレクターのThe BK Soundとのユニット名義で2作目を発表したばかり。ウェイラーズの名曲“Simmer Down”から“スーダラ節”までをリラクシンなアレンジでカヴァーしている。また、PUSHIMの最新ベストに収録された新曲“ララバイ”での心を震わすデュエットも印象的。さらにMIGHTY CROWNがプロデュースするレーベルのコンピに温かみのあるソロ曲“マタ逢ウ日マデ”を提供している。

MONGOL800が参加した東京スカパラダイスオーケストラの2014年のシングル“流れゆく世界の中で”

 そのほかにも、ORANGE RANGEのNAOTOとHIROKIによるNaotoHiroki & Karatesystemsの初作で1曲歌ったり、TEMPURA KIDZの楽曲をプロデュースしたりと、その活動は驚くほどの幅広さ。ヴェテランからの信頼も得ているようで、小田和正のシングルにコーラスで参加したかと思えば、加山雄三を中心とするスーパー・バンドのTHE King ALL STARSにも駆けつけている。

キヨサクが参加したTHE King ALL STARSの2014年作『ROCK FEST.』収録曲“未来の水平線”

 そしてギターの儀間崇は、ORANGE RANGEのYAMATO、RYUKYUDISKOのTetsushi Hiroyamaらと共に新バンドのNEENEEを結成。エレクトロニックなダンス・ロックで本隊とはまた違った魅力を発散中だ。

NEENEEの2014年作『N1』収録曲“NOW IS THE TIME”

 

▼関連作品

左から、上江洌.清作 & The BK Sounds!!の2014年作『アイランド2』(トイズファクトリー)、PUSHIMのベスト盤『15th -THE BEST OF PUSHIM-』(キューン)、2013年のコンピ『MIGHTY CROWN -The Far East Rulaz- Presents LIFE STYLE RECORDS COMPILATION VOL.5』(LIFESTYLE/ユニバーサル)、NaotoHiroki & Karatesystemsの2013年作『Travel Sounds』(ポニーキャニオン)、THE King ALL STARSの2014年作『ROCK FEST.』(TOWER RECORDS)、NEENEEの2014年作『N1』(MEISAI)
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