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ポスト・クラシカルの重要磁場、イレースト・テープスの2024年リリースを紹介!

 2007年にロンドンで設立されたイレースト・テープス。以降、15年以上に渡って豊かな実験性や電子音楽以降のテクスチャーを持つクラシック――ポスト・クラシカルの重要レーベルとして、ニルス・フラームやピーター・ブロデリックなど多数の作品を届けてきました。ここでは、そんなレーベルの2024年リリースを紹介。インド系アメリカ人の作曲家/ヴォーカリスト、シェヘラザードのEP『Qasr』は アルージ・アフタブがプロデュース。ヒンドゥー~アラビア音楽などを越境しながら、メロドラマティックな歌世界を構築しています。ロンドンのプロデューサー、ダグラス・デアは4作目の『Omni』で、彼女なりのレイヴ・カルチャーへの愛をストレンジかつダークなビート・ミュージックとして表明しました。坂本龍一も高く評価していたNYの作曲家トリスタン・ペリッチがフランスの室内楽コンボを招いた『Open Symmetry』は、3台のヴィブラフォンと1ビットの電子音を重ねたヒプノティックなサウンドを展開。オーラヴル・アルナルズとヤヌス・ラスムッセンというアイスランドの音楽家2人によるキアスモスの10年ぶりとなる2作目『II』は、美麗かつシネマティックなテクノを鳴らしており、フローティング・ポインツやフォー・テットあたりのリスナーにもオススメです。 *田中亮太

イレースト・テープスから2024年にリリースされた作品を一部紹介。
左から、シェヘラザードのEP『Qasr』、ダグラス・デアのアルバム『Omni』、トリスタン・ペリッチとアンサンブル0のコラボ作『Open Symmetry』、キアスモスのアルバム『II』(すべてErased Tapes)