新プロジェクトのIMAGE CLUV(通称イメクラ)を立ち上げてからは、Costa de Palmaをフィーチャーした自身の“接吻”をリリースし、Especiaのプロデュースを手掛けていたのも記憶に新しいLUVRAW。ソロに移行してもレイドバックしたメロウ趣味を追求する様子に変わりはありませんが、そんなイメクラからようやく届いた第2弾作品こそ、ここで紹介するNOPPALの初CD作品『SUMMER EP 2015』であります。
富山を拠点とするNOPPALが自身の初音源となる“One week cycle”をSoundCloudにアップしたのは昨年3月のこと。以降はY.I.Mとの“My Fair Rainy”に至るまでの音源発表やライヴ活動をマイペースに展開してきました。彼女の曲から湧き出る魅力は、マイルドな生活感とメロウな歌心が結び付いた独特の雰囲気。猫好きコンピ『ベスト オブ ハバねこポッセ』参加を経て登場した今回のEPでも、そのあたりの采配に抜かりはありません。
プロデューサーにはMr.MELODYやDORIAN、VIDEOTAPEMUSIC、Osamu Ansaiが招集(LEF!!! CREW!!!のDJ MAYAKUもリミックスで参加)され、LUVRAW本人も要所でトークボックスを甘く挿入。歌心を帯びた主役の淡々とした語り口もやたら親しみが持てる感じで、このクォリティーは流石です。夏に夏の曲を作ったらリリースが秋になったというユルさも含め、表題通りに遠い季節を幻視するための逸曲集となるでしょう!
▼関連作品
左から、LUVRAWが参加したEspeciaの2014年作『GUSTO』(つばさレコード)、NOPPALが参加した2014年のコンピ『ベスト オブ ハバねこポッセ』(グラジオラス)、DORIANの2013年作『midori』(felicity)
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