松田聖子のアルバム『Seiko My Love -Yoshiko Miura Works-』が2024年11月6日(水)にリリースされる。

1980年にアイドルとしてデビュ―し、今もトップアーティストとして活躍する松田聖子。そんな松田聖子の44年前のデビュー曲“裸足の季節”や、この夏話題になった“青い珊瑚礁”のほか、“風は秋色”チェリーブラッサム”“夏の扉”など、初期の名曲の数々を作詞したのが、女性作詞家・三浦徳子だ。その三浦の楽曲を集めた作品集『Seiko My Love -Yoshiko Miura Works-』がリリースされると発表された。

三浦徳子

『Seiko My Love -Yoshiko Miura Works-』には、三浦が松田聖子に歌詞を提供した全30曲を収録しており、シングルA面曲のほかに“SQUALL”“Eighteen”“Only My Love”など、アルバム収録曲やシングルB面の人気が高い曲も収録される。

アルバムに付属するブックレットには、松田聖子による特別寄稿や、三浦の作詞のエピソードなどが掲載されたライナーノーツが収められる。

松田聖子特別寄稿より抜粋
三浦徳子先生に作詞をしていただいた曲の主人公の女の子は、可憐で可愛く、そして、時にセンチメンタルで、私は先生の歌詞の世界が大好きでした。
44年経った今でも、先生に書いていただいた曲を歌うと、胸がワクワクして、あの頃の気持ちが蘇ります。
私にとって、すべての曲は、とても大事な宝物です。

- 松田聖子

ライナーノーツより 三浦徳子コメント
「だっていい声だったから。そのときになかった声。ポップだったし、声がいくらでも出たのよ。彼女みたいな声の人はいなかった」
「聖子ちゃんに最初に会った時に、頬がうっすらとピンク色でそれが彼女に似合っていてとっても可愛かったんですよ、色白だったし。その時に彼女のイメージカラーを淡いピンクに決めたんです」

なお本作のリリース日は、2023年に死去した三浦の命日にあたる。

瑞々しく弾ける歌声のアイドル・松田聖子の原点を築いたとも言える、作詞家・三浦徳子の作品をぜひ堪能したい。

 


RELEASE INFORMATION

松田聖子 『Seiko My Love -Yoshiko Miura Works-』 Sony Music Direct(2024)

リリース日:2024年11月6日(水)
品番:MHCL-3114~5(CD 2枚組)
価格:3,300円(税込)
松田聖子 特別寄稿/ライナーノーツ(三浦徳子 生前の貴重なコメント掲載)/2024デジタルリマスタリング/高品質CD Blu-spec CD2

TRACKLIST
DISC1
~南太平洋~サンバの香り
裸足の季節
RAINBOW~六月生まれ
トロピカル・ヒーロー
ブルーエンジェル
~オレンジの香り~Summer Beach
クールギャング
九月の夕暮れ
風は秋色
North Wind
冬のアルバム
Eighteen
花時計咲いた
愛の神話
Only My Love

DISC 2
SQUALL
青い珊瑚礁
TRUE LOVE~そっとくちづけて
ロックンロール・デイドリーム
潮騒
夏の扉
Je t’aime
ナイーブ ~傷つきやすい午後~
チェリーブラッサム
しなやかな夜
白い恋人
ウィンター・ガーデン
スプーン一杯の朝
花びら
少しずつ春

特設サイト:https://www.110107.com/seikomylove

 


PROFILE: 三浦徳子
作詞家 1949年1月2日-2023年11月6日(75歳没)  
青森県弘前市出身。明治学院大学卒業後、コピーライターおよびCMソングの作詞家として広告表現活動に従事。1978年より本格的に作詞家デビューし、八神純子“みずいろの雨”(1978年)、沢田研二“ス・ト・リ・ッ・パ・ー”(1981年)、吉川晃司“モニカ”(1984年)など多くのヒット曲の作詞を手掛け、岩崎宏美“万華鏡”(1979年)では第21回日本レコード大賞・金賞を受賞、松原みき“真夜中のドア〜Stay With Me”(1979年)は世界的にリバイバルヒットし人気曲となった。長年にわたり音楽活動を展開し、音楽界への多大な貢献が称えられ、第65回日本レコード大賞・特別功労賞を受賞。松田聖子への提供作としては、デビュー曲“裸足の季節”(1980年4月)から“夏の扉”(1981年4月)までのシングル5作品とアルバム『SQUALL』『North Wind』『SILHOUETTE~シルエット~』で数多くの作詞を手掛け、松田聖子作品の原点を築いた。