“青い珊瑚礁”が改めて注目されている松田聖子から、同曲を含めて三浦徳子の作詞した楽曲だけをまとめた作品集が、三浦の命日にあたる11月6日にリリース。80年のデビュー・シングル“裸足の季節”から始まり、“風は秋色”“チェリーブラッサム”“夏の扉”と続けて描かれていった物語性の瑞々しさこそが、主役が原石から磨かれていく過程での個性の確立に大きく貢献していたことを改めて実感させられる。シングルB面曲やアルバム曲も含めて全30曲が2枚組にまとめられていて、初期の聖子らしさを堪能できるアンソロジーとしても機能するはず。作詞エピソードなどが掲載されたライナーノーツも必読です。