リアム・ペインが死去した。

リアム・ペインが亡くなったと、複数のメディアが報じている。CNNTMZが報じた内容によると、リアムは昨日10月16日17時過ぎにアルゼンチン・ブエノスアイレスのホテルのバルコニーから転落、頭を強く打って即死したとみられている。その直前には、「薬物か酒の影響で攻撃的になっている男がいる」という警察への通報があったとのこと。リアムは10月2日、ワン・ダイレクションのメンバーであるナイル・ホーランのライブをアルゼンチンで見ていたという。31歳だった。

リアムは1993年、英イングランドのウルヴァーハンプトン生まれ。2008年にオーディション番組「Xファクター」へ初出演し、2010年に再挑戦してボーイズグループ、ワン・ダイレクションのメンバーになった。グループは2011年にデビュー、“What Makes You Beautiful”“Live While We’re Young”“Best Song Ever”“Story Of My Life”“Drag Me Down”など多数のヒット曲を発表し、史上もっとも成功したボーイズグループの一組となる。しかし2015年にメンバーのゼイン・マリクが脱退、翌2016年に活動を休止させた。

リアムはその後、ほかのメンバーと同様にソロ活動を展開した。2017年にソロデビュー曲“Strip That Down”を発表し、2019年に1stアルバム『LP1』をリリース。同作が唯一のソロアルバムになった。

2024年3月には3年ぶりのシングル“Teardrops”を発表しており、ソロ活動への本格的な復帰が期待されていたところだった。

R&Bなどを得意とするスムーズでセクシーなボーカルは唯一無二で、グループでもソロでもその歌声は個性と魅力を発揮していた。あの声がもう聴けないとは、あまりにも残念でならない。リアムは以前からアルコール禍などに苦しんだことも伝えられていたが、突然伝えられた早すぎる死に言葉を失うばかりだ。