初作『Walls』でソロ・アーティストとしても存在感を確立したルイが2年ぶりのセカンド・アルバムを完成した。ブリット・ポップ志向を押し出した前作の成功によって己の進む方向に確信を得たのか、聴き親しんできた折々のUKサウンドを伸び伸びと表現。マイク・クロッシー制作の“Bigger Than Me”を筆頭により衒いなくポップでロックな楽曲が揃っている。ハーツなど作家陣の幅も広げて着実にスケールアップを果たした力作だ。