特別番組「安全地帯・零 ZERO ~旭川の奇跡~」が、2024年11月15日(金)にNHK北海道にてオンエアされる。

日本の音楽界で類まれな存在感を放ち続けるシンガーソングライター、玉置浩二。安全地帯のメンバーとして1980年代から活躍し、“ワインレッドの心”など多くのヒット曲を世に送り出してきた。

そんな玉置の〈原点〉は1970年代、安全地帯を結成した自然豊かな故郷・北海道旭川市にあった。農機具小屋を改修し、合宿生活を送りながら音楽を奏でた青春時代には、病やケガなどに見舞われ、メンバーチェンジを重ねながらもがいた日々がある。

今回、安全地帯の現メンバーのほか、元メンバーや関係者などへのロングインタビューが実現。貴重なアマチュア時代の映像や音源とともに、玉置浩二と安全地帯の〈原点〉と〈情熱〉が呼び覚まされていく。

玉置へのインタビューは今夏から続いているツアーの合間を縫って、故郷・旭川市民文化会館でのコンサートを目前に控えた8月末に行われた。玉置のほか、安全地帯より武沢侑昂と六土開正、また武沢の兄で元メンバーの武沢俊也、井上陽水や小椋佳のプロデューサーとして活躍していた星勝らへのインタビューの模様も放送される。

玉置浩二
武沢侑昂
武沢俊也
星勝

インタビューでは、玉置をはじめ安全地帯のメンバーたちが当時流行していた歌謡曲からフォーク、ロックなど洋邦問わず影響を受けた音楽や、1975年にポプコン北海道大会での中島みゆきの歌声から受けた大きな衝撃についても語られるという。

また、今回番組は旭川市の多くの関係者を取材。アマチュア時代の安全地帯の貴重な音源やライブ映像、写真やチラシなどを多数借りることができた。特に1976年、ポプコン全国大会に初出場した際の楽曲“昔にみたもの”、その後に合宿生活で制作した“愛を伝えて”といった未発表曲も初公開される。

さらに、旭川市公会堂でのライブ映像はもちろん、BGMとして当時の楽曲も多数お届けする。

旭川市公会堂でのライブの様子
当時の手作りチケット
当時の手書きチラシ

なお番組の合間には、コピー機もパソコンもない時代に〈ガリ版〉でメンバー自身が作っていたチラシを用いたCGアニメも出てくるとのこと。メンバーが描いた似顔絵によるお茶目なキャラクターにも注目だ。

メンバー手描きの似顔絵
番組で放送される似顔絵を用いたCGアニメ

玉置はインタビュー終盤、改めて自らの半世紀を振り返り、いま現在音楽を志す現代の若者たちへのメッセージも語ったという。安全地帯の草創期が赤裸々に明かされる特別番組、これは要チェックだ。

 


TV INFORMATION
北海道スペシャル「安全地帯・零 ZERO ~旭川の奇跡~​」
2024年11月15日(金)19:30~20:42(NHK総合・北海道)
※放送後NHKプラスで1週間見逃し配信(全国から視聴可能)

■出演
安全地帯:玉置浩二、武沢侑昂、六土開正
元メンバー:武沢俊也、玉置一芳、宮下隆宏、進藤雅仁
星勝(音楽プロデューサー)

番組HP:https://www.nhk.or.jp/hokkaido/lreport/articles/300/104/81/