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Ayaseとikuraがリスナーと真摯に向き合った5年間

興奮冷めやらぬ様子で集まった5万人に感謝を述べるAyase。この5年、いやそれ以前から、クリエイターとして抱えてきた葛藤を詰め込み、でもそれもひっくるめてみんなにも見てほしいと赤裸々に、でも悲壮感はなくむしろ堂々と自らを曝け出したMCから、5周年記念日にリリースされた新曲“モノトーン”を披露。MCのバトンをikuraが引き継ぐと、YOASOBIのikuraとして、日々変わる状況に振り落とされそうになったこともあったが、ライブやファンとのつながり、スタッフの支えを通して、今では自分自身が、これからどういうikuraに出会えるかワクワクしていると語る。

私とあなたたちの間にこれからも鳴り止まない音楽がありますようにと願って届けられた“アンコール”がピンスポットに照らされてドームを包む。今度は自分たちの番だとばかりに、“HEART BEAT”では5万人がそれぞれの心音を響かせた。

冒頭ではAyaseとikuraを喰らわんばかりの迫力を見せていたモンスターが一転、音楽を通して出会えたあなたにより近い距離で歌を届けたい、というメッセージが流れると、気球に乗ったAyaseとikuraがステージ裏から登場。スタンド席の上部からでも近さを感じられる高度で現れた2人に、会場中が手を振ったりカメラを向けたりと楽しそうだ。

Photo by MASANORI FUJIKAWA

Photo by MASANORI FUJIKAWA

続く“アドベンチャー"では、カートに乗ったバンドメンバーがアリーナやスタンド下方のオーディエンスも巻き込んで祝祭感を高める。センターステージで合流し、再び登場のキッズダンサーに加え、1期と2期のミドリーズのメンバーまでもが勢揃いした“ツバメ”で会場中がハッピーオーラに包まれる。極めつけは“群青”の大合唱。「あとは楽しむだけだ!」と中央で叫ぶikuraに届けとばかりに東京ドーム中のエネルギーがステージに集まり、それがそのまま弾けたかのごとく大量の紙吹雪が宙を舞って、大団円のうちに本編は幕を下ろした。

Photo by MASANORI FUJIKAWA

多くのスタッフが関わってのステージであることを改めて感じさせるエンドロールののち、熱烈なアンコールに応えて登場したYOASOBIとバンドメンバー。ikuraが真っ白いエレキギターを手に“舞台に立って”を歌い始めると再び大きな歓声があがった。シンガーソングライター幾田りらとしてアコースティックギターを弾き語る姿は印象にあるが、YOASOBIのボーカルikuraとしては新鮮だ。間奏やアウトロでAssHややまもとひかると楽しそうにギターをかき鳴らすさまは、音を鳴らす喜びが全身から溢れ出るようで胸が高鳴る。

アンコールへの感謝を伝え、ここまでで3時間弱。そのラストをデビュー曲“夜に駆ける”の大合唱で締めくくる贅沢さ。改めてYOASOBIの楽曲の強さを思い知らされた。

Photo by Kato Shumpei

4日間で約17万人を動員したドームライブを大成功に終え、12月からは日本人アーティスト最大規模のアジアアリーナツアーへと旅立つYOASOBI。また2025年7月からは、日本のさまざまな地域を巡るホールツアーの開催も発表された。規模を追求するのみならず、目の前の観客に常に真摯に向き合おうとするAyaseとikuraが、さまざまな物語を原作にこの先どこでどんな音楽を奏でていくのか。その旅路をこの先も見ていたいと強く思わせてくれる、そんな5周年ライブだった。

 


SET LIST
YOASOBI 5th ANNIVERSARY DOME LIVE “超現実”

​2024年11月10日(日)東京ドーム
1. セブンティーン
2. 祝福
3. 怪物
4. UNDEAD
5. ハルジオン
6. 好きだ
7. もう少しだけ
8. 海のまにまに
9. 優しい彗星
10. たぶん
11. ハルカ
12. New me
13. 勇者
14. あの夢をなぞって
15. 三原色
16. アイドル
17. モノトーン
18. アンコール
19. HEART BEAT
20. ラブレター
21. アドベンチャー
22. ツバメ
23. 群⻘

ENCORE
24. 舞台に立って
25. 夜に駆ける

 

RELEASE INFORMATION

YOASOBI 『New me』 ソニー(2024)

リリース日:2024年11月11日(月)
配信リンク:https://orcd.co/yoasobi_newme

TRACKLIST
1. New me
作詞・作曲・編曲:Ayase/歌唱:ikura
※リクルート〈わからないまま、それでも〉篇 TVCMソング

原作:monogatary.com × 河出書房新社「文藝」 小説コンテスト大賞受賞作品「白山通り炎上の件」(有手窓 著)

 

BOOK INFORMATION

有手窓, 東旺伶旺, 佐加島テトラ, 目榎粒子, 青井井蛙, 本條七瀬, 冬村未知 『New me ―文藝 × monogatary.com小説集―』 河出書房新社(2024)

発売日:2024年11月11日(月)
ISBN:9784309039213
価格:1,397円(税込) ※予定
著者:有手窓 他6名
仕様:四六判/並製/256頁
装画:Havtza
装幀:野条友史(buku)

電子書籍も同日から販売します。詳細は各電子書籍ストアでご確認ください。
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309039213/

 

LIVE INFORMATION
YOASOBI HALL TOUR 2025

2025年7月13日(日)熊本・熊本城ホール メインホール
2025年7月16日(水)熊本・熊本城ホール メインホール
2025年7月18日(金)熊本・熊本城ホール メインホール
2025年7月19日(土)熊本・熊本城ホール メインホール
2025年8月5日(火)石川・本多の森 北電ホール
2025年8月6日(水)石川・本多の森 北電ホール
2025年8月8日(金)石川・本多の森 北電ホール
2025年8月9日(土)石川・本多の森 北電ホール
2025年8月18日(月)静岡・ 静岡市清水文化会館マリナート 大ホール
2025年8月19日(火) 静岡・ 静岡市清水文化会館マリナート 大ホール
2025年8月21日(木) 静岡・ 静岡市清水文化会館マリナート 大ホール
2025年8月22日(金) 静岡・ 静岡市清水文化会館マリナート 大ホール
2025年9月2日(火)新潟・新潟県民会館 大ホール
2025年9月3日(水)新潟・新潟県民会館 大ホール
2025年9月5日(金)新潟・新潟県民会館 大ホール
2025年9月6日(土)新潟・新潟県民会館 大ホール
2025年9月9日(火)三重県 三重県文化会館大ホール
2025年9月11日(木)三重県 三重県文化会館大ホール
2025年9月12日(金)三重県 三重県文化会館大ホール
2025年9月17日(水)鳥取県 米子コンベンションセンター BiG SHiP
​2025年9月18日(木)鳥取県 米子コンベンションセンター BiG SHiP
2025年9月25日(木)和歌山県 和歌山県民文化会館 大ホール
2025年9月27日(土)和歌山県 和歌山県民文化会館 大ホール
2025年9月28日(日)和歌山県 和歌山県民文化会館 大ホール
​2025年10月10日(金)岩手・トーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)大ホール
2025年10月11日(土)岩手・トーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)大ホール
2025年10月16日(木)岡山・倉敷市民会館
2025年10月17日(金)岡山・倉敷市民会館
2025年10月24日(金)北海道・帯広市民文化ホール 大ホール
2025年10月25日(土)北海道・帯広市民文化ホール 大ホール
2025年10月27日(月)北海道・函館市民会館 大ホール
2025年10月28日(火)北海道・函館市民会館 大ホール
2025年10月30日(木)福島・いわき芸術文化交流会館 アリオス アルパイン大ホール
2025年10月31日(金)福島・いわき芸術文化交流会館 アリオス アルパイン大ホール
2025年11月12日(水)愛媛・松山市民会館 大ホール
2025年11月13日(木)愛媛・松山市民会館 大ホール
2025年11月15日(土)山口・山口KDDI維新ホール
2025年11月16日(日)山口・山口KDDI維新ホール
2025年11月29日(土)沖縄:沖縄コンベンションセンター展示棟
2025年11月30日(日)沖縄・沖縄コンベンションセンター展示棟

チケット料金:指定席8800円(税込)

 


PROFILE: YOASOBI

コンポーザーのAyase、ボーカルのikuraからなる、〈小説を音楽にするユニット〉YOASOBI。2019年11月に公開したデビュー曲“夜に駆ける”は、公開直後から瞬く間に注目を集め、国内の各種配信チャートでも1位を席巻、複数カ国のバイラルチャートにもランクインし、2020年の年間Billboard JAPAN総合ソングチャートとストリーミングソングチャートでは1位を獲得。現在ストリーミング累計再生回数は史上初となる10億回を突破。「第71回NHK紅白歌合戦」にも出場した。

2021年1月には満を持してリリースした1st EP『THE BOOK』は、〈小説を音楽にする〉というコンセプトを表現したまさに〈読むCD〉ともいうべき豪華な仕様が大いに注目を浴びているうえ、オリコンデジタルアルバムランキングでは5週連続1位を獲得、収録されている7曲もApple MusicチャートTOP15以内にランクイン。7月ユニクロ〈UT〉とのコラボで、ユニクロ有明本部内のUNIQLO CITY TOKYOにて開催した無料配信ライブ〈SING YOUR WORLD〉では同時接続者数28万人を記録。12月に2nd EP『THE BOOK 2』を発売し、同月4、5日に日本武道館にて開催した初の有観客ライブ〈NICE TO MEET YOU〉では、2日間で1万4,000人を動員し、関連ハッシュタグが連日トレンド入りするなど盛り上がりを見せた。年末には2年連続となる「第72回NHK紅白歌合戦」出場を果たした。

2022年2月より島本理生・辻村深月・宮部みゆき・森絵都という4人の直木賞作家が原作小説を書き下ろし順次楽曲を発表していくというプロジェクト〈はじめての〉を始動し、原作小説4作が収録された書籍を発売。8月には、〈ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2022〉のステージで初めての夏フェス出演を果たし、各地のフェスでも初ライブを繰り広げ、LEDパネルを用いた特殊なステージや演出が話題に。夏フェス出演にあわせてスタートした〈移動式書店「旅する本屋さん YOASOBI号」〉では、YOASOBIの関連書籍の販売に加え、Ayase・ikuraが監修したカレーをキッチンカーで販売するなど、幅広い展開でも注目を集めた。2022年10月期のTVアニメ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」のオープニングテーマ“祝福”は、その原作小説「ゆりかごの星」(大河内一楼 著)とともに大きな反響を呼び、ストリーミング1億回再生を早くも達成。

2023年2月にはユニバーサル・スタジオ・ジャパン〈ユニ春〉テーマソング“アドベンチャー”を配信リリースし、3月にはユニバーサル・スタジオ・ジャパン グラマシーパーク特設会場で開催された〈ユニ春! ライブ 2023〉に出演。コロナ禍の学生の経験を元に制作した楽曲に込められたメッセージや、ライブでのさまざまなキャラクターとのコラボ演出が、同世代の学生のみならず幅広い層の心に刺さっている。4月12日にリリース、TVアニメ「【推しの子】」オープニング主題歌“アイドル”は、Billboard JAPAN総合ソングチャート〈JAPAN Hot 100〉で、21週連続で総合首位を獲得し、Billboard JAPANの歴代連続首位記録を更新、加えて史上最速でストリーミング累計再生回数は4億回を突破した。さらに、米ビルボードグローバルチャート〈Global Excl. U.S.〉、Apple Music〈トップ100:グローバル〉、YouTube Music Charts TOP 100 Songs Globalでも首位を獲得し、J-POP史上初となる記録を次々と打ち立て続けている。4月24日に全世界配信されたTikTok LIVEでは累計視聴者数約63万人、同時視聴者12万人超えと、TikTok LIVEにおける国内アーティストのパフォーマンスライブで最高の視聴者数を記録。初アリーナツアー〈YOASOBI ARENA TOUR 2023 “電光石火”〉では追加公演含めて7都市14公演で計13万人動員。8月には、88rising主催〈HEAD IN THE CLOUDS Los Angeles〉にて、初のLAフェス出演を果たした。同年10月には約1年半の活動を記した3rd EP『THE BOOK 3』をリリース。さらに、2023年12月から2024年1月にかけて自身初のアジアツアー〈YOASOBI ASIA TOUR 2023-2024〉を敢行し、各所でチケット即完を記録した。

2024年4月には世界最大級のフェス〈Coachella Valley Music And Arts Festival〉へ出演。加えて、ロサンゼルス、サンフランシスコにて初のアメリカ単独公演を敢行し、チケットは販売開始わずか30分で完売。さらに、7月にはアニメ「〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン」主題歌“UNDEAD”をリリース。さらに、今年度の〈NHKスポーツテーマ〉を担当することが決定し、新曲“舞台に立って”を書き下ろした。8月には、シカゴ発、今ではヨーロッパ、南米等でも展開している国際的なフェス〈Lollapalooza〉に出演を果たし、さらにニューヨーク、ボストンでの単独公演を成功させた。国内では10月に結成5周年を迎え、2024年秋に自身初のドーム公演を完走。12月からは自身二度目となるアジアツアーを控え、さらに来年6月にはスペイン音楽フェス〈Primavera Sound Barcelona 2025〉への出演が決定するなど、J-POPを代表し世界に打って出ていくアーティストとして、国内外のあらゆる場面で際立った活躍を見せている。