池田篤がニューアルバム『Taste of Tears』を2024年12月19日(木)にリリースする。
ファウンダー&プロデューサーを平野暁臣が務める日本のジャズの新たなプラットフォーム、Days of Delight。同レーベルが、40年にわたって第一線を走り続けるアルトサックスのマエストロ・池田篤の新作『Taste of Tears』を発表する。
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本作の収録曲はすべて、既成曲のコード進行に新たなメロディをのせる〈替え歌〉と呼ばれる方法でつくられている。これはジャズの高等教育にも導入されている作曲技法で、往年の名曲に新たないのちを吹き込むもの。はじめて聴く曲なのに、どこか懐かしい、そんな不思議な感覚に誘われる作品になっているという。
Days of DelightのYouTubeチャンネルでは、本作のトレーラーが公開されている。
平野のコメントは次のとおり。
この作品は、池田篤の圧倒的な演奏力、卓越した作曲技術、そしてジャズ・スタンダードへの敬意の結晶です。本作を聴くことで、慣れ親しんだスタンダードが新しい顔を見せてくれます。“替え歌”だけで作品をつくる、という類例のないプロジェクトをやってみて改めて実感したのは、ジャズマンたちのスタンダードへの愛情と敬意でした。
上質で芳醇なジャズの時間を楽める『Taste of Tears』。ぜひ耳を傾けてほしいアルバムだ。
RELEASE INFORMATION
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リリース日:2024年12月19日(木)
品番:DOD-049
価格:2,750円(税込)
TRACKLIST
1. Tipsy
2. Treat Me Right
3. How Near, How Far
4. Taste of Tears
5. Revol
6. And Then One Day
7. Street
8. I Know Are What You Are
9. Until Then
10. A Moon Above Me
11. The Summer's Gone
(2024年5月28日 東京収録)
■演奏者
池田篤 Atsushi Ikeda: alto saxophone
吉田桂一 Keiichi Yoshida: piano
上村信 Shin Kamimura: bass
PROFILE: 池田 篤
1963年、横浜生まれ。国立音楽大学器楽科卒。在学中より山下洋輔(ピアノ)のグループなどに参加し、1985年、にビッグバンド・コンテストで優秀ソリスト賞を受賞。1990年に渡米し、マーカス・ベルグレイヴ(トランペット)との共演を通じて多大な影響を受けた。95年帰国後、辛島文雄(ピアノ)Quintet、ジェイ・トーマス(トランペット)、小濱安浩(テナーサックス)とのThe East West Alliance、原大力Trio、CUG Jazz Orchestra、小曽根真 & No Name Hoses、山下洋輔 Special Big Bandなどで活動。著作に「The Jazz道 1~3」。国立音楽大学ジャズ専修教授。
■Days of Delight
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UC7MpSLaYNmXaeb_XlUjJTrw/videos
オフィシャルサイト:https://www.dod-jp.com/