リンキン・パーク（Linkin Park）が新作を引っ提げ来日!　たまアリ初日の公式レポ&ライブ写真が到着

リンキン・パークの来日公演の初日が、2月11日にさいたまスーパーアリーナで開催された。2024年9月に新体制での再始動を発表し、ニューアルバム『From Zero』をリリースしたリンキン・パーク。そんな新たなメンバーと楽曲とともに、待望の来日を果たした。

マイク・シノダ、エミリー・アームストロング、アレックス・フェダー、フェニックス、ジョー・ハーン、コリン・ブリテンがステージに登場すると、すさまじい声援が会場を包み込む。最初に披露された“Somewhere I Belong”から会場のボルテージは最高潮に。シンガロングする観客の声と、それに応えるように歌うエミリーが会場を熱くし、今が冬であることを忘れさせた。

“Crawling”“New Divide”の2曲を終えると、初のMCにてマイクが「ありがとうございます」と日本語で感謝を伝え、さらに「I love you」と観客へメッセージを送った。

4曲目には、最新アルバム『From Zero』から“The Emptiness Machine”を披露。圧巻の音圧で繰り広げる同楽曲のパフォーマンスは、まさに新生リンキン・パークを象徴し、これからバンドの新たな章を作り上げていくという決意のようなものさえ伺えた。

以降も立て続けにヒットチューンを披露していき、合間には個々のメンバーのソロステージも行われた。バンドメンバー全員が主役となりステージを創り上げる、リンキン・パークの変わらぬ結束力を感じることができた。

さらにマイク・シノダによるヒップホッププロジェクト、フォート・マイナーの“When They Come For Me”“Remember The Name”をマッシュアップしたアレンジで披露すると、会場からは大きな歓声が。そして会場が突如明るくなると、エミリーが〈Happy birthday to you〉を歌いながらケーキとともに登場。この日（2月11日）がちょうどマイクの誕生日であったことに加え、フェニックスも2月8日に誕生日を迎えていたことから、観客も含め全員で2人を盛大に祝った。

その後は『From Zero』でもスクリームやシャウトが響く“Casualty”で会場はさらに盛り上がり、そのまま“One Step Closer”へ。何かがひび割れたような映像が映し出され、ダークな世界へと引き込まれたまま”Lost”へと続いた。

そのまましっとりとした“Good Things Go”へと続き、“What I’ve Done”を経てライブは終盤に突入。ここで〈Kintsugi〉（金継ぎ）をテーマにした映像が流れたが、欠けたり割れたりした食器などを漆と金粉によって修復し、新たな作品として生まれ変わらせる日本独自の文化をまるで自分たちのバンド人生に投影するかのような演出に、日本へのリスペクト、新たなスタートを切ったバンドの決意を感じることができた。

映像後には“Numb”“Numb / Encore”をマッシュアップして披露。青いレーザーの光が印象的で、観客に「歌って!」とマイクが呼びかけ、会場は大合唱で一つになった。

“In the End”ではマイクとエミリーがアリーナ席に飛び込み、観客の至近距離でパフォーマンス。怒涛のヒット曲ラッシュは続き、名曲“Faint”で本編は終了した。

アンコールでは“Papercut”“A Place For My Head”“Heavy Is The Crown”をメンバーが感情を込めて披露し、ラストはソリッドな“Bleed It Out”で幕を閉じた。

なお、リンキン・パークは本日2月12日（水）もさいたまスーパーアリーナで来日公演を開催する。チケットも若干数あるそうなので、気になった方はぜひ足を運んでもらいたい。

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リンキン・パーク（Linkin Park）が新たなメンバーを迎え再始動!　新曲&ニューアルバムをリリース

SETLIST
LINKIN PARK
From Zero World Tour 2025
2025年2月11日（火・祝）さいたまスーパーアリーナ
1. Somewhere I Belong
2. Crawling
3. New Divide
4. The Emptiness Machine
5. The Catalyst
6. Burn It Down
7. Over Each Other
8. Waiting For The End
9. Castle Of Glass
10. Two Faced
11. Joe Solo
12. Mike Solo: When They Come For Me／Remember The Name
13. Casualty
14. One Step Closer
15. Lost
16. Good Things Go
17. What I’ve Done
18. Overflow
19. Numb ＋ “Numb Encore”
20. In the End
21. Faint