ベースにjanを迎えて2012年に再始動したトリオが、1年半足らずで送り出す新作。ロウなバンド・サウンドを轟かせた復帰作の勢いを受け継ぎつつ、旧来の持ち味であるソウルAORを吸収したメロウネスを存分に注ぎ込んでいる。3者3様のソングライティングが交錯する構成も美しく、バンドが理想的なトライアングルを描いている様子が頼もしい。結成20周年の集大成にして、瑞々しい変化の途にあることも感じさせる傑作!