ソロ作とプロデュース作が同時リリース!

田淵智也 『田淵智也』 トイズファクトリー(2025)

 UNISON SQUARE GARDENやTHE KEBABSでバンドの浪漫を追求しつつ、作家業でも名曲を量産する田淵智也が、自身の40歳を記念したカヴァー集『田淵智也』を完成させた。取り上げたのは、ルーツにあたるTHE HIGH-LOWSやthe pillows、親交の深いa flood of circle、自身がプロデュースするDIALOGUE+の楽曲など。ヒトリエやパスピエら原曲メンバーが参加した曲も多く、特に“シュガーソングとビターステップ”のセルフ・カヴァーでは斎藤宏介がギターだけでなくコーラスも担当。この時代にCDのみという仕様も含め、特別なお祝い感の強い一枚だ。

多次元制御機構よだか 『ODYSSEY』 トイズファクトリー(2025)

 そんな同作で田淵に“或星”をカヴァーされてもいるのが、元フィッシュライフの林直大によるソロ・プロジェクト、多次元制御機構よだか。ライヴのサポートも務める田淵がプロデュースと演奏で関わったそのメジャー進出作となるEP『ODYSSEY』は、満天の星空のようにロマンティックだけど一癖あるポップな楽曲が童心を呼び起こしてくれる。