メロディを軸として、自由に羽ばたく壷阪健登
2024年5月にデビュー・アルバムのソロ・ピアノ作品『When I Sing』をリリースした壷阪健登が、第2作となる『Lines』をリリースする。自ら「ジャズ・ピアノの王道」と語るトリオによる、満をじしたニュー・アルバムについて、壷阪に訊く。
「ピアノ・トリオ作品は学生時代から、必ず創りたいと思っていました。前作は、小曽根さんとのご縁でピアノ・ソロ作品となりましたが、改めてピアノという楽器に対峙し、自分がどういう曲を書いて、どう弾きたいかということと向かい合う、良い機会でした。前作の流れがあったから、このアルバムが完成したと思います」

ニューヨークで録音された本作は、メンバーにバークリー音大時代からの盟友チャーリー・リンカーン(ベース)と、彼のメンターで、バッド・プラスなどで知られるデイヴ・キング(ドラムス)を迎えた。
「チャーリーは学生時代から、信頼するベーシストで、今はニューヨークを拠点に活躍しています。彼は音色が素晴らしく、また音楽性も豊かで繊細です。彼がボーンと音を一つ伸ばしたら、そこにはたくさんのスペースがあり、イマジネーションが入る余白があります。5年のブランクを置いて、また一緒に演奏できて嬉しかったです。デイヴ・キングは、チャーリーが紹介してくれました。 学生時代からチャーリーから、同郷のメンターのデイヴの話はよく聞いていました。デイヴは、初めて一緒に音を出した瞬間から、想像以上の素晴らしいプレイをしてくれました。彼のプレイは、すごく自由なんです。そして音数は多いのだけれども、一つ一つに余白とスペースがあって、一緒にプレイすると、アイディアが次々と湧いてきました」
アルバム・タイトル『Lines』について、壷阪はメロディ・ラインを、まず挙げる。
「このアルバムは、メロディを3人の軸にしてインプロヴィゼーションを展開しています。メロディを軸にすることによって、より音楽的にもなり、メロディを共有することによって、どこまでも自由になれます。私は、チャーリー・パーカーらのビバップに代表されるように、ジャズはラインの芸術だと考えています」
チャーリー・リンカーンと、デイヴ・キングという翼を得て、壷阪健登のメロディ・ラインは、空高く飛翔する。そのラインが、どこまで伸びていくのが、まだ誰にも分からない。
LIVE INFORMATION
MUZAスペシャル・ナイトコンサート小曽根 真スペシャル
2026年3月19日(木)神奈川・ミューザ川崎(共演:小曽根真/Kan)
開演:19:00
壷阪健登 ソロピアノ・コンサート
2026年4月18日(土)神奈川・杜のホールはしもと(ソロ)
開演:14:00
壷阪健登 Jazz Trio
2026年5月9日(土)名古屋・Halle Runde(トリオ)
2026年5月10日(日)神戸・100BANホール(トリオ)
新譜リリース記念ライブ「Lines」at COTTON CLUB
2026年5月15日(金)東京・コットンクラブ(トリオ)
ワンコインコンサート
2026年5月20日(水)三重・三重県文化会館(ソロ)
2026年5月21日(木)松坂・クラギ文化ホール(ソロ)
響ホールへようこそ! 2026
壷阪健登[ジャズ・ピアノ]
2026年5月27日(水)福岡・北九州市立 響ホール(ソロ)
松井秀太郎 デュオ
2026年6月20日(土)富山・富山県高岡文化ホール(共演:松井秀太郎)