94年に最初のコンピレーションアルバムをリリースしてから、2024年に30周年を迎えた『Free Soul』。これを記念して、『Legendary Free Soul ~ Supreme』『Legendary Free Soul ~ Premium』という2作のCDがリリースされた。さらに今回、橋本徹(SUBURBIA)が監修・選曲を担う7インチシングルのシリーズ〈Free Soul 7inch Collection〉がリリースされる。その第1弾は、11月3日(日)の〈レコードの日 2024〉の対象作品として発表される6タイトル。ジャクソン・シスターズ、オデッセイ、テリー・キャリアー、コーク・エスコヴェード、ジャクソン・ファイヴらの人気曲が集まっており、連続して12月21日(土)にも6枚のリリースが決定している。
今回はこの〈Free Soul 7inch Collection〉について、音楽評論家の柳樂光隆(Jazz The New Chapter)が橋本に話を聞いた。2人が選ぶ〈7インチ化したいFree Soul的6枚・12曲〉の記事とともに楽しんでほしい。
フリー・ソウルは〈なんでもあり〉だけど〈なんでもいい〉わけじゃない
――フリー・ソウルが30周年ということで、橋本さんはいくつか取材を受けているじゃないですか。そこで〈フリー・ソウルとは何か?〉〈フリー・ソウルが何を変えたか?〉といったことは話されていたので、今回は7インチをリリースするということもあり、選曲の基準について伺いたいんです。
「パーティーではその時に各DJがかけたいものをかけていただけなんだけど、僕がコンピレーションCDに入れるような曲のテイストが一つの大きな柱ではあったかな。ただ実際は、〈Free Soul Underground〉とかの現場はもっと自由で、毎回超満員だったから、なんでもありの世界で。
それと、コンピCDとクラブの現場は関連しつつも独立して存在していて、特に初期はそれぞれで楽しまれていたという事実もあると思う。〈Free Soul Underground〉に遊びに来ていたけどコンピCDを買っていない人はいたし、いわゆる渋谷系の人や小箱クラブで遊んでいた人とフリー・ソウルのCDを買っていた層は、まったくかけ離れてるわけではないけれど、ちょっと違ったかなと振り返ってみて感じるかな。CDの認知度が上がるにつれて、そこが一つに合流していった印象はあるけど。
94年頃の現場は山下洋が4番でピッチャーという感じでロック寄りのテイストもあったし、ダンスクラシックやディスコクラシックの要素が入ってきた時期もあるし、90年代だからヒップホップの要素も当然入ってきたし……そういう雑多な雰囲気がフリー・ソウルの礎になったんだよね。現場ではもちろん90年代前半のUKソウルやアシッドジャズはかなり定番だったけど、コンピCDではストライクゾーンを絞って選曲していたから70年代のソウルミュージック周辺のグルーヴィー&メロウな音楽を集めていて」
――でも枠組みはあったわけですよね。
「うん、ある程度はね。ただ現場では、7人のDJがその枠を広げる試みをあの手この手でしていた感じで。例えば二見(裕志)さんがドラムンベースをかけ始めたり、小林径さんがブルース・スプリングスティーンの“Blinded By The Light”を突然かけてみたり。当然、僕のコンピでの選曲が屋台骨になっていてフリー・ソウルのイメージを代表していたけど、パーティーでは7人の個性で自由に選曲していたんだよね」
――とはいえ、〈この範囲から出たら行きすぎ〉という境界線はあったわけですよね?
「僕自身は感じていたね。ちょっとベタすぎたり、尖りすぎた選曲でお客さんが引いちゃったり、現場感に合わなかったりするのは違うなと」
――僕も「Jazz The New Chapter」シリーズで〈ここからここまではあり〉という枠組みを決めて仕事をしているんですよね。
「フリー・ソウルでは、その観点はコンピCDにはかなりあるね。これ以上80sっぽいものは入れたくないとか。飛び道具的にジプシー・キングスの“Djobi, Djoba”をCDに入れたことがあって、最高だけどギリギリだなって思った。そういう曲は、現場では盛り上がるけどね。ノーランズの“I’m In The Mood For Dancing”とかも、ハッピーだけどギリギリ(笑)。ジャズ系ならロニー・ジョーダンやトーキング・ラウド系はいいけど、US3はNGとか。シェリル・リンの“Got To Be Real”とかアルトン・マクレイン&デスティニーの“It Must Be Love”とかエモーションズの“Best Of My Love”とか、スウェイビートのダンスクラシックは人気だったし、僕もCDに入れたことがあるけど、DJでかけたことはほとんどない。そういう感覚は現場では空気でわかるし、それが感じられないDJはつまらないよね。
僕は〈なんでもあり〉とよく言うけれど、〈なんでもいい〉わけじゃない。今となっては当時感じていた微妙なニュアンスの違いがわかりづらいかもしれないけれど、そういう音楽性と精神性、ポップとスピリチュアルな何かの両立はすごく大事だった。
他のイベントで〈選曲がダサいな〉と思っても、フリー・ソウルのレギュラー7人はそういうハズし方は絶対しない信頼感がある人たちだったのは大きいね。二見さんがドラムンベースをかけ始めた頃、オーディエンスにとってはハズしだったかもしれないけれど、自分はそれを求めていた感覚があったし」
――ロニ・サイズや4ヒーローはフリー・ソウルとも親和性があったわけですしね。
「そう。それは実際、歴史に証明されたわけで。それと当時の渋谷や下北沢の空気感は、むしろポピュラリティのある曲をかける時の方が気を遣ったかな。逆にCDで、現場でかけなかった曲を勇み足で収録したこともあって、例えば今回のラインナップだったら“君の瞳に恋してる”(ボーイズ・タウン・ギャング“Can’t Take My Eyes Off You”)はそういう曲かも。“グリグリ”(リセット・メレンデス“Goody Goody”)は二見さんがかけていて、グレッグ・ナイスも入ってるから『Free Soul 90s』シリーズに入れたけど、僕は現場ではかけなかった。持ち時間45分のDJで回している中で、無理にそこまで行こうとはしなかったんだよね。
和モノの混ぜ方も同じで、大貫妙子の“都会”は自然と混ぜられたけど、“真夜中のドア”(松原みき“真夜中のドア〜stay with me”)は意識的にという感じで。そうやって一線をこえて外側へ行くのは、やっぱり二見さんが多かったかな。で、他の誰かは〈これは違うよ〉みたいな顔をしていたり(笑)」
――フリー・ソウルのメンバーの間にも緊張感はあったわけですね。
「みんな素晴らしいDJだし、他人と同じことはしたくないから、僕が考えるフリー・ソウルそのままの選曲をしようとは思っていなかっただろうね。いちばん年長の径さんが70年代のロックをかけてきたら僕もデヴィッド・ボウイの“Starman”を敢えて混ぜてみたり、連想ゲームで幅が広がっていったというか。当時はCDだけでなく、盛り上がっている現場があったからそういう精神性は自然と大事にしていたんじゃないかな。
初期の〈Free Soul Underground〉の音楽性はもろイギリスの流れを汲む感じで、80年代はスタイル・カウンシルが好きだった人たち、その流れでUKソウルやアシッドジャズが好きだった人たちが、レアグルーヴの東京版的に70年代のグルーヴィーだったりメロウだったりするソウルミュージック周辺をかけるイベントだった。それが96、97年頃になるとピュアな時代が終わって拡散していって、ヒップホップやダンスクラシック系の人も自然と混ざって脱線・拡大していく時期になった。それこそMUROくんとかと一緒にやるようになったり。フリー・ソウルのコンピも90年代後半になってくると様々なテイストが混ざって、パーティーオリエンテッドになっていったから、初期の爽やかな感じの方が好きだっていう人もいたりしたね」

音楽にもファッションにも90年代前半的な空気を感じる2024年
――フリー・ソウルがスタートした90年代から2000年代初頭にかけて、クラブジャズやディープファンク、レアグルーヴのシーンも同時にありました。交わっていたとはいえ、フリー・ソウルとは異なっていたじゃないですか。その違いに興味があるんですよね
「簡単に言うと、フリー・ソウルはポップでポジティブでオープンマインドだったんだと思います。当時よく言っていたのは〈茶の間でも楽しめる〉ということ。ディープファンクは考え方的にどうしても閉鎖的で、クラブジャズはちょっとかっこつけていたじゃないですか(笑)。フリー・ソウルはカジュアルでざっくばらんで親しみやすかったんじゃないかな」
――クラブジャズはスタイリッシュでしたし、当時のヒップホップの人たちはイカつかったですもんね。
「〈真っ赤な目をしたフクロウ〉(LAMP EYE“証言”のリリック)の時代だからね(笑)。BUDDHA BRANDやMICROPHONE PAGERのサンプリングソースがフリー・ソウルに近くても、彼らのイメージは強面で(笑)。でも、フリー・ソウルのDJやお客さんは〈街の子〉だった。水商売っぽくもなければ、体育会系的な上下関係もなく、怖くなくて(笑)。アイドルシーンがSMAPで変わった感じと同じで、そういう時代が動いて変わっていった空気感がフリー・ソウルにはあったと思う。クラブのカジュアル化というか、敷居が下がってピースな場になっていったのは大きかったんじゃないかな」
――フリー・ソウルは服装がドレスアップされていなかったイメージですよね。
「みんな服が好きな連中ばっかりだったけど、そうだね。カジュアルアップもしくはドレスダウン。そういえば最近、アニバーサリーの仕事をアパレルやインテリアのブランドとも楽しんでやらせてもらっているんだけど、現在と90年代前半の空気感の共通点を感じながらやれているんだよね。
今のファッションも、ストリートカルチャーが全盛になるちょっと前のアイビールックやプレッピー、女性だったらフレンチカジュアル、『POPEYE』が提唱していたFDG(エフデジェ)、『ホットドッグ・プレス』のキレカジとか、そういう雰囲気があるから。僕はショップBGMを担当しているからユナイテッドアローズのメンズとウィメンズのディレクターとシーズンごとにミーティングをするんだけど、そのチーフたちが〈J. クルーのバックナンバーを買って読んでる〉って言うんですよ。
あと、僕はいつもアーガイルソックスを履いていて、どこにも売っていない時期があったんだけど、最近はビームスなんかがアーガイルソックスを売り始めたり、トゥモローランドもアーガイル柄のカーディガンやキレイ目で薄手のニットを推していたり。女性にはローファーが流行っているしね。
最近は90年代前半なのかな?って感じる瞬間があって。『Suburbia Suite』の1冊目のレコードガイドを出した92年=平成4年からフリー・ソウルを始めた94年=平成6年ってちょうど時代が変わっていった時期で、今年は令和6年。世の中が求めるテイストや趣味、コミュニケーションのあり方が変わっていく時代として重なっている気がするし、去年の後半から今年にかけて、自分はその頃の感情を思い出しながら色んな提案をできているのが楽しくて」
音楽 × 生活、フリー・ソウルの本質に近づけた仕事
――なるほど。それでは、今回の7インチ企画の話に行きましょうか。
「この10年くらい、フリー・ソウル・クラシックスを7インチで買い直してDJで回している人って結構いるから、今回の企画を頂いた時、最初はそういう人たちが買ってくれるだろうと思って、どういうラインナップが求められているのかを信頼できるアプレミディのDJに聞いたの。それで僕なりに200曲以上を選曲してタワーレコードのレーベルに提出したんだけど、ショップのバイヤーさんたちから〈まずは大人気曲やキラーチューンを売っていきたい〉〈マニアックすぎるのは売る自信がない〉という反応もあったみたいで。そういうバランスを意識しつつ選んだら、今回のラインナップになったんだよね。王道というか、僕自身も素直に〈それでいいかな〉と思える精神状態になって。細かいことじゃなくて、もっとマクロな視点で大筋を見られるようになったというか。
アニバーサリーの仕事は、自分の周りのDJやマニアやコレクターじゃなくて、新しい若い世代にフリー・ソウルの魅力を伝えることがいちばん重要だなって。だから、30年前から僕らが大切にしてきた曲を素直に7インチコレクションにすればいいんだって、ある時、ふっと肩の力が抜けて」
――結婚したから素直になれたんじゃないですか(笑)? パートナーの方がフリー・ソウルの良き理解者ですから、何が求められているのか、橋本徹が何をやるべきなのかをわかっている気がします。
「それはあるかもね(笑)。自分はすぐにアップデートしたがるけど、素直な音楽好きとして僕やフリー・ソウルを支持してくれる人にとって何が大切なのかを、妻が本質を理解して教えてくれているのかな」
――〈Blue Note JAZZ FESTIVAL〉にシカゴが出ていましたが、80年代のあの曲をやるわけですよ。
「“素直になれなくて(Hard To Say I’m Sorry)”ね(笑)」
――最近の橋本さんは、フリー・ソウルファンから求められていることをしっかりとやっているように見えるんですよ。
「そうなのかな。アニバーサリーだからこそ、テレビやラジオの収録で星野源さんや稲垣吾郎さんやふかわりょうさんとフリー・ソウルの本質について話したりすることに価値があると感じるようになったんだよね。
最近はユナイテッドアローズ、ジャーナルスタンダードとのコラボが続いたけど、自分がやりたかったことの本質に近づいている、本当の意味でのコラボができているなって思ったのが、今やっているインテリアブランドのACME Furniture(アクメ ファニチャー)との家具の共同開発やダブルネームコンピの仕事なんだよね。音楽が生活の中にある心地よさ、レコードがある部屋の気持ちよさや楽しさにアプローチできて、〈ああ、ここに導かれてきていたのかな〉〈自分はこれがやりたかったんだな〉って思う瞬間があって。
なぜなら、極論を言うと、僕ってコンピCDはもちろんだけど、レコードが好きなだけなんだよね。本当の音楽好きってライブが好きって言われたりするじゃない? でも僕は、ライブを犠牲にしてでもレコードやCDにお金と時間を費やすタイプで。だからサブスクリプションサービスが全盛の時代にも、〈音楽ファンだったら好きなレコードを部屋に飾りたくなるだろうな〉という自然な発想でジャケットを身近なアートとして日常の中に置けるプロダクトを作っていくことの楽しさに改めて気づいたんだよね。それは90年代初頭、『Suburbia Suite』のフリーペーパーを作っていた頃の感覚にすごく近い。もっと言えば、飲食とインテリアと音楽を結びつけられたらとカフェ・アプレミディを始めた頃の感覚にね。
今日のキーワードである〈素直〉を使うなら(笑)、今回の7インチのラインナップに90年代に僕らの間でポピュラリティを得て今も訴求力があるものを素直に選べたのは、ここ1年半ぐらいのそういう流れがあったからかもしれない。インターネットに興味がなくて無縁の生活を長年していたけど、最近は前向きに、稚拙で不器用なりにSNSも使っているしね(笑)」

フリー・ソウルの選曲にあるものとないものの境界線
――選曲の基準に話を戻すと、例えば橋本さんはコモンの“The Light”が好きですよね。でも、サンプリング元のボビー・コールドウェル“Open Your Eyes”はそうでもないという。
「“Open Your Eyes”は“The Light”でのJ・ディラによるサンプリングワークはもちろん大好きだし、プラチナム・パイド・パイパーズとか、ネオソウルやアンダーグラウンドヒップホップのリメイクは大好き。でもオリジナルは、ラブソングとして歌詞は大好きだし、嫌いというわけではないけれど、ギターソロがちょっと苦手で。自分はAORやフュージョンの時代にパンク/ニューウェーブを大切に聴いていた人間で、学生の頃はAORやフュージョン、ディスコは仮想敵の音楽だったから(笑)」
――そういう境界線を外さずに引けるところが、フリー・ソウルが支持されてきた理由だと思うんです。
「自分のフィルターを一旦通すってことだよね。それは自分の感覚に正直にやっているだけなんだけど。
例えば妻はレイド・バックの“Sunshine Reggae”が好きで、フリー・ソウルのパーティーでもよくかかっていた曲だけど、僕はコンピCDには入れてこなかったのね。絶対に胸がキュンとするメロディーだし、海辺で聴いたらグッとくる歌詞だけど、サウンドが80sっぽすぎるから。昔は打ち込みのデジタルな音がとにかく苦手で、80年代に対する抵抗感が意外と強く自分の中に残っていたんだよね。でもこの前ようやく自分の納得のいくスティールパン入りのラヴァーズ・カバーを『Seaside Chillout Breeze』というコンピに入れることができて、夫婦円満になったというか(笑)。
そういう自分の感覚はリスナーからしたら不要なこだわりかもしれないけど、僕は大事にしてきたことなんだよね。バレアリックとかオブスキュアとか、価値観を広げてくれたパースペクティブとの出会いで、80年代的な音でOKなものも増えてはきたんだけど」
――あと、ジミヘン的な音楽もフリー・ソウルにはあまりない印象があります。
「サテライト・ラヴァーズもカバーした“Crosstown Traffic”は好きだけどね。ギターソロでなぜか積極的に好きなのはフランク・ザッパと直枝さん(カーネーションの直枝政広)ぐらいかな、なんて(笑)。サイケがかっていたりドライブ感があったりするといいんだけど、指の動きを感じさせちゃうのはダメなんだよね。僕はリズムギター、カッティングギターが好きな人間だから」
――サザンソウルのような土臭い音楽もフリー・ソウルにはないですよね。
「フリー・ソウルがカウンター的に機能するように、父権的・権威主義的なサザンソウル信仰へのアンチテーゼ的なイメージを作らせてもらったところはあるかな。90年代は特にそういう振る舞いをしていたところはあるかもね。
実際はディープソウル的なものや、オーティス・レディングもサム・クックもアレサ・フランクリンも大好きだけど、フリー・ソウルでかけるアレサの曲を聴いた人からは〈こういうアレサもあるんですね〉って言われたな。イメージ的にはメロウな“Day Dreaming”なんだろうけど、DJでよくかけたのは“It Only Happens (When I Look At You)”で、いちばん好きなのは『Aretha In Paris』に入っている“Don’t Let Me Lose This Dream”の短いバージョン。同じくらい素晴らしいダスティ・スプリングフィールドのバージョンもよくかけていたね。ダスティだったらセイント・エティエンヌがサンプリングした“I Can’t Wait Until I See My Baby’s Face”が渋谷系的には人気かもしれないけど、フリー・ソウル的には“Don’t Let Me Lose This Dream”が大好きすぎて」
――ヒップホップなどでよくサンプリングされていて人気だけど、フリー・ソウルではあまり選ばなかったアーティストはいますか?
「ジェームス・ブラウンはそうかもね。JBファミリーでよくかかったのは今回7インチにもなるスウィート・チャールズの“Yes It’s You”だけど、あれはJBって感じでもないから。あの曲は80年代後半、ダイアナ・ブラウン&ザ・ブラザーズがカバーしたことからイギリスのレアグルーヴの流れで知って、オリジナル盤はレアだったから、アーバンからリイシューされたのが嬉しかった。あとはリン・コリンズの“Fly Me To The Moon”は、一時期よくDJでプレイしていて、燃えましたね(笑)。
実はイギリスからレアグルーヴの概念が入ってくるまで、JBは“Please Please Please”から始まるような年代順のベスト盤しかなくて、あまり馴染めなかったんだよね。それが、クリフ・ホワイトが編集した『In The Jungle Groove』が出て、アーバンからJB関連の12インチが出るようになって、JBズの作品が日本で再発され、という流れがあって好きになった感じかな」
――JB系の音楽があまり入っていないのは、フリー・ソウルの特徴の一つかもしれないですね。
「典型的なブラックミュージックのファンと比べると、フリー・ソウルの場合はコード感やメロディーを重要視しているからかな。それは僕以上に、フリー・ソウルのリスナーがそうじゃないかなと思っていて、だから僕は〈ネオアコ好きが好きなソウルミュージック〉って言ったりするんだけど(笑)」
――ヒップホップについても同じ感覚ですよね。
「90年代当時からフリー・ソウルのパーティーでかかるヒップホップはKRS・ワンより断然Q・ティップだったから。ジャズやソウルとの接点を感じさせるヒップホップが僕らは特に好きだったんだよね」
――JB以外でフリー・ソウルに入れなかったものって他にもありますか?
「何だろう? ニューソウル以前のソウルレジェンドの曲は嫌いなわけではないけど、あまり入れていないね。オーティスだったら“Hard To Handle”とかは、現場でも人気があった曲だから入れたけど。
そういう意味では、僕はデ・ラ・ソウルの“Eye Know”が理想的だと思っていたのかもな。スティーリー・ダンのギターをループしてオーティスの口笛が入ってきて、フレッシュなヒップホップになってるっていう、ああいう感覚でフリー・ソウルはやりたかったんです。アーティストや音楽を権威付けしたり点数付けしたりするんじゃなくて、どのアーティストの曲でもどのジャンルの曲でも自分たちの好きな部分、好きなテイストを抽出して楽しみたかった。
90年代って、そういう若い人たちや現場の感覚が、それまで音楽メディアでオーソリティーだった学術派のマニアや評論家、コレクターたちの意見を凌駕しちゃった時代だったんじゃないかな。ある意味で民主主義的な無血革命というか」
――なるほど。あと、フリー・ソウルではUKのジャズDJがかけていた〈フォー・ダンサーズ〉的なアフロキューバンや高速ジャズサンバは選んでないですよね。同じようにモッズが好んだアッパーなジャズやソウルも選んでなかった。
「クラブジャズにはジャズダンサー、モッズにはノーザンソウルの流れがあるけど、それも民主主義的に日本では普通の民衆には求められていなかったのかな(笑)。
フリー・ソウルのパーティーにはアクロバティックなダンスをしたがるような人はいなかったし、ヒップホップのブレイキンをする連中も少なかった。DJが彼らに気に入ってもらうためにセレクトすることもなかったしね。当時のクラブにはまだ荒っぽい連中や血の気が多い人も多かったけど、フリー・ソウルはもっと〈普通〉の学生っぽさやアマチュアっぽさがあったんだと思う。それが東京的だったというか。もちろん、そこには功罪あると思うけど」
――フリー・ソウルは、〈これだったらできる〉〈この雰囲気だったらこの場に自分がいてもいいかも〉と思える人を増やしたんでしょうね。その〈普通〉もしくは〈日常のBGMの延長〉的な感覚が、色んなものとバッティングせずに独自の領域を作り上げたという。
「自然とね」

橋本徹が最もDJに接近した時代のクラシックが集結した7インチコレクション
――そして当時の時代の空気も、DJブースに立っている人がテクノやハウスやヒップホップでガッツリ踊らせるDJとは別のことをやっても許されるようになっていったと。
「僕以外のフリー・ソウルのDJは、みんなガッツリ繋いだり、上手だったけどね。カットイン含め、径さんも二見さんも山下くんもチャーベくん(松田“CHABE”岳二)も、どこに出しても恥ずかしくないテクニックを持っていたけど、僕だけターンテーブルを2台持っていなかったから、セレクターという感じで(笑)。うちにミキサーがあったことは一度もないから、DJはいつまでも下手なままで恐縮です(笑)」
――それは本質的な話ですね。橋本さんはデヴィッド・マンキューソのロフトのスタイルに近かったと。そのアマチュアイズム的な在り方が、フリー・ソウルの裾野が全国に広がっていった理由だったかもしれません。
「ポジティブな話にしてくれるね(笑)。でも確かに、いかにもステレオタイプなDJ、という格好や仕草をしないようには意識していたな。あくまでも自分は編集者であり、選曲家・セレクターであり、パーティーの主催者。DJカルチャーに影響を受けているけど、特に自分がDJだと感じてはいないんだよね。いまだに現場にはヘッドフォンやカートリッジは持っていかなくて、持っていくのはレコードだけだもん」
――〈俺が来たらいい曲をかける〉というシンプルなことに尽きるわけですね。
「職人のように、どんな場所でもどんなオーディオでもどんなタイミングでも、最もいい雰囲気になるよう自分の好きなレコードの中から音楽を選びますよ、って感じなのかな。
そんな自分のキャリアで唯一、DJ的な選曲をしていた頃、みんなに楽しく盛り上がって踊ってもらい、DJに最も接近していた時代のマイクラシックが、今回の7インチコレクションには集結しているんです」
――フリー・ソウルはすごく意識的に、戦略的に曲や盤を選んできたんですねぇ。
「それは一応そうだよ(笑)。今はまた20代のミュージシャンやリスナーが興味を持ってくれているし、今回はその入口になるようなものにしようと心がけているわけで。メロウな曲でDJではあまりかけられないけど、デニース・ウィリアムスの“Free”を〈こんなにいい曲がある〉って聴かせ合っていた頃の感覚で、僕らの世代が知っている曲を〈こんなにかっこいい曲があるんだよ〉と若い人へ改めて紹介する機会が、今回のアニバーサリーでの仕事かなと思って、30周年記念コンピもこの7インチコレクションも選曲してるんだよね。新しい音楽好きに、僕らが心底好きで夢中になった曲を届けたいという思いで。音楽の魅力の絶対値が高い曲ばかりだから、聴いてもらったらよさが伝わるだろうしね。
ちなみに今回の7インチのラインナップでは、スタカンとセルメンの受注が思った以上に伸びているんだよ」
――セルジオ・メンデスに関しては追悼も含めてって気持ちなのかもしれませんね。
「その2曲はちょっと引っ掛かりのあるカップリングとして第1弾の6枚目に置いているんだけど、もともとフリー・ソウルを始めた頃はコンピへ入れようと考えるような曲ではなかったんだよね。もちろん、自分の人生や音楽生活の中でとびきり大切な2曲で〈一生もの〉だけど、片方はニューウェーブで、片方はブラジル音楽。歌詞が対をなすようなフリー・ソウルらしい感じだとはいえ、それらがなんの注釈もなしに時代やジャンルをこえてカップリングされて、不自然だと思われない世の中に30年かけてなってくれたんだって嬉しさはすごく感じるな」
RELEASE INFORMATION
Free Soul 7inch Collection

監修・選曲:橋本徹(SUBURBIA)
形態:7インチレコード 45rpm ドーナツホール仕様
オリジナルマスター音源使用/2024年カッティング

リリース日:2024年11月3日(日)レコードの日 2024対象タイトル
品番:FREESOUL-0001
価格:2,200円(税込)
初回生産限定盤/全国流通盤/ドーナツホール仕様 45rpm
TRACKLIST
SIDE A: Jackson Sisters / Miracles
SIDE AA: Jackson Sisters / Boy You’re Dynamite
鮮烈なホーン・セクションとファンキーに刻まれるギターが印象的な究極のレア・グルーヴ・クラシック“Miracles”と、典型的なノーザン・ソウル・スタイルの華やかな盛り上がりに心弾む“Boy You’re Dynamite”、ジャクソン・シスターズの特大人気作2曲をカップリング!

リリース日:2024年11月3日(日)レコードの日 2024対象タイトル
品番:FREESOUL-0002
価格:2,200円(税込)
初回生産限定盤/全国流通盤/ドーナツホール仕様 45rpm
TRACKLIST
SIDE A: Odessey / Battened Ships
SIDE AA: Terry Callier / Ordinary Joe
夜の向こう側まで突き抜けるような疾走感あふれる、躍動感に満ちたヤング・ソウルの金字塔、オデッセイの“Battened Ships”と、哀愁をたたえたメロディーに、慈愛とスピリチュアリティーに満ちた歌心が胸を打つ名曲、テリー・キャリアーの“Ordinary Joe”をカップリング!

リリース日:2024年11月3日(日)レコードの日 2024対象タイトル
品番:FREESOUL-0003
価格:2,200円(税込)
初回生産限定盤/全国流通盤/ドーナツホール仕様 45rpm
TRACKLIST
SIDE A: The Spinners / It’s A Shame
SIDE AA: Sweet Charles / Yes It’s You
イントロのギターからフロアに歓声が沸く、モータウン時代のスピナーズによるスティーヴィー・ワンダー作の熱く燃え上がる不朽の名品“It’s A Shame”と、小気味よいビートがチャーミングな、JBファミリーのスウィート・チャールズによる至宝“Yes It’s You”をカップリング!

リリース日:2024年11月3日(日)レコードの日 2024対象タイトル
品番:FREESOUL-0004
価格:2,200円(税込)
初回生産限定盤/全国流通盤/ドーナツホール仕様 45rpm
TRACKLIST
SIDE A: Coke Escovedo / I Wouldn’t Change A Thing
SIDE AA: Coke Escovedo / Make It Sweet
軽やかなブレイクに心地よいワウ・ギターがグルーヴィーなジョニー・ブリストル“I Wouldn’t Change A Thing”の名カヴァーと、ざわめきの中からご機嫌なラテン・グルーヴが生まれる“Make It Sweet”、コーク・エスコヴェードの二大キラー・チューンをカップリング!

リリース日:2024年11月3日(日)レコードの日 2024対象タイトル
品番:FREESOUL-0005
価格:2,200円(税込)
初回生産限定盤/全国流通盤/ドーナツホール仕様 45rpm
TRACKLIST
SIDE A: The Jackson Five / It’s Great To Be Here
SIDE AA: Lexia / Good Morning To You
若きMJの溌剌とした歌唱も胸に迫る高揚感あふれるグルーヴィー・ヤング・ソウル最高峰、ジャクソン・ファイヴの“It’s Great To Be Here”と、至福へと誘うメロディーにフロア沸騰する軽快ソフト・ロック絶品、レクシアの“Good Morning To You”をカップリング!

リリース日:2024年11月3日(日)レコードの日 2024対象タイトル
品番:FREESOUL-0006
価格:2,200円(税込)
初回生産限定盤/全国流通盤/ドーナツホール仕様 45rpm
TRACKLIST
SIDE A: The Style Council / My Ever Changing Moods (Single Version)
SIDE AA: Sergio Mendes & Brasil ’66 / Tristeza (Goodbye Sadness)
ソフィスティ・ポップの代名詞スタイル・カウンシルのアコースティック&グルーヴィーなUKブルー・アイド・ソウル記念碑“My Ever Changing Moods”と、湧き上がるブラジリアン・リズムに乗せて感極まるようにフロアを大合唱へ導くセルジオ・メンデス“Tristeza”をカップリング!

リリース日:2024年12月21日(土)
品番:FREESOUL-0007
価格:2,640円(税込)
初回生産限定盤/全国流通盤/ドーナツホール仕様 45rpm
TRACKLIST
SIDE A: King James Version / I’ll Still Love You
SIDE AA: Mark Capanni / I Believe In Miracles
ブッダ・ブランド“人間発電所”~加藤ミリヤ“夜空”などでサンプリングされたことでも知られる、King James Versionによるカルト的人気のメロウ&ハートウォームなゴスペル・ソウル名曲“I’ll Still Love You”と、究極のフロア・フィラーにしてFree Soulクラシックとして名高いJackson Sisters“Miracles”の原曲で、ライムスター“The Choice Is Yours”にもサンプリングされたMark Capanniの傑作“I Believe In Miracles”を好カップリング!

リリース日:2024年12月21日(土)
品番:FREESOUL-0008
価格:2,640円(税込)
初回生産限定盤/全国流通盤/ドーナツホール仕様 45rpm
TRACKLIST
SIDE A: Gloria Scott / That’s What You Say (Everytime You’re Near Me)
SIDE AA: Diana Ross / One Love In My Lifetime
Barry Whiteがプロデュースした歌姫Gloria Scottによる、至福へといざなう甘美で切ない情感あふれるメロディーに胸を締めつけられる感涙の名曲“That’s What You Say (Everytime You’re Near Me)”と、モータウンのファースト・レディーDianna Rossによる、躍動感に満ちた華やかなアレンジに導かれてサビで感極まる、こみ上げメロウ・ソウルの最高峰“One Love In My Lifetime”を好カップリング!

リリース日:2024年12月21日(土)
品番:FREESOUL-0009
価格:2,640円(税込)
初回生産限定盤/全国流通盤/ドーナツホール仕様 45rpm
TRACKLIST
SIDE A: Marlena Shaw / Feel Like Makin’ Love
SIDE AA: Minnie Riperton / Simple Things
60年代に数多くの名作をCadetに残したヒップなディーヴァMarlena Shawが70年代にBlue Noteに吹きこんだ、歌心あふれる参加ミュージシャンの匠のプレイも光る不朽のラヴ・ソング名唱“Feel Like Makin’ Love”と、永遠の名ラヴ・ソング“Lovin’ You”でも知られるパーフェクト・エンジェルMinnie Ripertonによる、キュート&チャーミングな歌声と小気味よいギター・カッティングが心地よい珠玉のアコースティック・ソウル“Simple Things”を好カップリング!

リリース日:2024年12月21日(土)
品番:FREESOUL-0010
価格:2,640円(税込)
初回生産限定盤/全国流通盤/ドーナツホール仕様 45rpm
TRACKLIST
SIDE A: The Pointer Sisters / Waiting On You
SIDE AA: The Pointer Sisters / Bring Your Sweet Stuff Home To Me
The Pointer Sistersによる二大人気チューン、タイトに弾けるビートに夢のような気持ちよさのスティールパンも最高すぎる、イントロからフロアに歓声が湧くグルーヴィー・ソウルの金字塔“Waiting On You”と、Stevie Wonderのエレクトリック・ピアノも弾む、軽快なブラジリアン・フレイヴァーのサウダージ・グルーヴ“Bring Your Sweet Stuff Home To Me”を好カップリング!

リリース日:2024年12月21日(土)
品番:FREESOUL-0011
価格:2,640円(税込)
初回生産限定盤/全国流通盤/ドーナツホール仕様 45rpm
TRACKLIST
SIDE A: Alzo & Udine / Hey Hey Hey, She’s O.K.
SIDE AA: Charles Williams / Standing In The Way
フォーキーSSWのAlzoとパーカッショニストのUdineによる、ラヴリーなソウル・フィーリングに惹かれる、清々しくピースフルで爽やかなホワイト・グルーヴの至宝にして記念碑“Hey Hey Hey, She’s O.K.”と、心洗われるアカペラ・コーラスに始まり、グルーヴィーなギター・カッティングに心暖まる、Charles Williamsによるフィンランド産アコースティック・ソウルの秘宝にして桃源郷“Standing In The Way”を好カップリング!

リリース日:2024年12月21日(土)
品番:FREESOUL-0012
価格:2,640円(税込)
初回生産限定盤/全国流通盤/ドーナツホール仕様 45rpm
TRACKLIST
SIDE A: Boys Town Gang / Can’t Take My Eyes Off You
SIDE AA: Bobby Caldwell / Love Won’t Wait
胸を疼かせる素晴らしいメロディーとダンサブルなサウンドで人気絶大な、天下無敵のディスコ・クラシック、Boys Town GangによるFrankie Valliの名曲カヴァー“Can’t Take My Eyes Off You (君の瞳に恋してる)”と、青空へと突き抜けるように伸びやかな歌とメロディー、快く走るリズムに魅了されるドライヴ・ミュージックの極めつけ、ミスターAORことBobby Caldwell一世一代の名品“Love Won’t Wait”を好カップリング!
EVENT INFORMATION
《Free Soul 7inch Collectionリリース記念》
橋本徹(SUBURBIA)× ケイチ&ココナッツ・グルーヴ(熊谷慶知&市原諒)トークショウ&ミニライブ in TOWER VINYL SHIBUYA(タワーレコード渋谷店 6F)
■イベント内容
橋本徹(SUBURBIA)監修・選曲による新7インチ・シリーズ〈Free Soul 7inch Collection〉リリース開始を記念して、TOWER VINYL SHIBUYA(タワーレコード渋谷店 6F)にて、2024年11月9日(土)13:00より観覧フリーでインストアイベントを開催! 出演と内容は、橋本徹と〈サブスク世代の渋谷系〉と呼ばれ話題沸騰中の若手バンド、ケイチ&ココナッツ・グルーヴから熊谷慶知と市原諒の3名によるFree Soulにまつわるトークショウと、熊谷慶知&市原諒による〈Free Soul 7inch Collection〉リリース曲のカバーミニライブ!
11月3日(日)の〈レコードの日2024〉の対象タイトル〈Free Soul 7inch Collection〉第1弾の6タイトルのうち、1枚をご購入いただいた方に特典券1枚をプレゼントいたします。インストアイベント開催時のみ引き換え有効で、非売品特製ポストカードをプレゼントいたします。ポストカードへのサイン入れ、7インチへのサイン入れをご希望される方には、トークショウ&ミニライブ終了後に対応させていただきます。
■場所
タワーレコード渋谷店 6F イベントスペース
■開催日時
2024年11月9日(土)
開演時間:13:00
■問い合わせ先
タワーレコード渋谷店
TEL: 03-3496-3661
https://tower.jp/article/news/2024/10/26/ta001
PROFILE: 橋本 徹(SUBURBIA)
編集者/選曲家/DJ/プロデューサー。サバービア・ファクトリー主宰。渋谷の〈カフェ・アプレミディ〉〈アプレミディ・セレソン〉店主。『Free Soul』『Mellow Beats』『Cafe Apres-midi』『Jazz Supreme』『音楽のある風景』シリーズなど、選曲を手がけたコンピCDは350枚を超え世界一。USENでは音楽放送チャンネル〈usen for Cafe Apres-midi〉〈usen for Free Soul〉を監修・制作、1990年代から日本の都市型音楽シーンに多大なる影響力を持つ。最近はメロウ・チルアウトをテーマにした『Good Mellows』シリーズや、香りと音楽のマリアージュをテーマにした『Incense Music』シリーズが国内・海外で大好評を博している。25周年を迎える〈カフェ・アプレミディ〉とBAYCREW’Sのインテリア・ブランドACME Furnitureのコラボ・プロジェクトやダブルネーム・コンピも2024年11月29日ローンチ予定。