2000年6月。麻生涼平、柘植一慧、ミコト、高屋敷華蓮、4人の新人俳優が、下北沢がタイトルにあるドラマを撮影するシーンから物語はスタート。輝かしい未来を信じて疑わない若者たちの愛憎劇と成長を描く物語だ。1巻の後半では涼平とミコトのデビュー前も描いている。プライベート、共演者、先輩女優、監督、プロデューサーとの関わりからも〈芸能界で生きていくこと〉の実態を鋭く描いている。なんといってもそれぞれの人物設定が見事だ。そして深すぎるセリフに寒気を憶える。幼い頃からドラマが大好きであったと語る作者による俳優たちの表の顔と裏の顔。表の顔は氷山の一角で。タイトル通り〈才能〉の意味を炙り出す作品。