3年ぶりの6作目。今回はマーシー(MRCY)のバーニー・リスターが大半を手掛けており、R&B/ディスコ/エレクトロをベースにしながら軽やかなポップネスを演出する。ディスコ路線も引き続き好調で、なかでもミラーボールが似合う煌びやかな“Sauna”とモリコーネの映画音楽を引用した“Ride”の快楽的なヴァイブは、カルマ・キッドとスチュワート・プライスによるプロデュース手腕の真骨頂。そしてダイアナ・ロス風のエレガントなソウル“Mon Amor”での終幕まで隙はなし。シャーデーのエピゴーネンであった彼女が、現代のディスコ・ディーヴァへ華麗に転身して独自の美学を突き詰めた充実作だ。