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トロ・イ・モアなど温かくソウルフルでオーガニックな3組

そのほか、ここまでの枠組みに当てはまらないR&B系では、チルウェイヴの旗手としてキャリアを始め、ファンクやソウル色を強めてきたトロ・イ・モアは、今回が2016年以来10年ぶりの来日公演になるのでかなり貴重。聴き手へ親密に寄り添う歌い口と詩情豊かなリリックが魅力のアーロ・パークスは、新作『Ambiguous Desire』をリリースしたばかり。2023年の来日ツアーはソールドアウトし、かなり話題になった。前回見逃した人もそうでない人も必見だ。

そしてサンセット・ローラーコースターとの合体バンドで昨年フジロックを沸かせた韓国のヒョゴが、今回は単独で出演することも見逃せない。トロ・イ・モアもアーロ・パークスもヒョゴも、温かくソウルフルでオーガニックなサウンドだからこそ〈フジロックで聴きたい〉と強く思わせてくれるアーティストだろう。 *天野

 

Aoooや礼賛のステージで日本のポップスの現在地を確かめる

藤井 風やXG以外にもポップスを主戦場とするアクトで注目すべきアーティストはたくさんいる。2000年代の邦ロックからの影響も色濃く感じさせる2ndアルバム『Rooom』をドロップしたばかりのAoooは、すでにアリーナ規模のワンマンを成功させ、今年11月には武道館公演も控えるなど破竹の勢いでJ-POPシーンを席巻中。フェス3日目のRED MARQUEEで浅井健一やthe cabsらと競演するとのことで、Aoooのポップネスがどのように輝くのか注目だ。

ラランドのサーヤがCLR名義で作詞・作曲・ボーカルを務める礼賛もフジロックに初登場。色気のある歌とスムースなラップを自在に繰り出すCLR、そして晩餐(川谷絵音)ら手練れたちが生み出す一級品のポップスは、フジロックでも十分に通用するものだ。いきなりWHITE STAGEでの出演とあって、野外の大舞台で大いに暴れてくれそうだ。

また、ceroシャッポといったカクバリズムの面々も個人的には今年苗場で見たいアクトとして挙げておきたい。日本のポップスの現在地を確かめる場としても、フジロックは重要なフェスだと思う。 *小田

 


LIVE INFORMATION
FUJI ROCK FESTIVAL ’26

2025年7月24日(金)、25日(土)、26日(日)新潟・湯沢町 苗場スキー場
公式サイト:https://fujirockfestival.com