解散を目前にして4人が選んだ答えは、最後の瞬間まで最高を更新し続けること――輝かしい到達点となった最高傑作『zION』はどんな未来を照らし出す?

 〈WACK合同オーディション〉で選ばれた2名を中心にプロジェクトが立ち上がり、そこからEMPiREとして結成されたのが2017年の夏。2022年のリニューアルを経て進んできたExWHYZが、この8月31日に解散を迎える。本記事が出る時点ではすでに最終ワンマン〈ExWHYZ LAST LIVE ‘光’〉を残すのみの状況ながら、その姿勢は最後まで変わらず、ある意味ではいつも通りの多忙さで4人は最後の日々を駆け抜けてきた。その通常運転ぶりの最たるものが、このたび届いたラスト・アルバム『zION』だろう。ダンス・ミュージックを基軸とした楽曲の良さにこだわり、初作『xYZ』(2022年)から多彩なクリエイター陣と組んでハズレなしの名曲ばかりを生み出してきた彼女たちだが、ここまで着実に積み上げてきた成果は、ここにとんでもない置き土産を残していくことになった。

ExWHYZ 『zION』 ユニバーサル(2026)

 

辿り着いた先の答え

――最後の取材になりますが、普通にニュー・アルバム『zION』の収録曲について伺います。イントロの“zION”とそこから繋がる“WHERE”が幕開けですが、これはKBSNKさんとISLTRさんによる幻想的な楽曲ですね。

mikina「“WHERE”は抽象的な世界というか、夢の中みたいな言葉で書かれていて、私の中では広い場所に光が射しているような風景をイメージするんですけど、どう考えても自分たちのことだなって思ってしまうぐらい、気持ちがリンクする曲ですね。自分たちがやってきたこと、積み重ねてきたマスター(ExWHYZファンの総称)たちとの関係がホントに素晴らしいものだったし、一般的に〈ザイオン〉って〈理想郷〉みたいな意味だと思うんですけど、そういうのとか置いといて、ホントに〈私たちが辿り着いた先の答えはこう〉って自信を持って言えるような曲です」

――トラックも歌唱も全体的に柔らかい雰囲気で、これまでKBSNKさんが提供した“Sweet & Sour”などにも通じます。

mayu「声のトーンは明るく歌いました。最初のほうとかはまだ迷いというか、まだ不確かな感じがあるけど、〈やっと辿り着いたね〉のところとかは開けていく感じがあったから、そこは自分の声の持ち味的にスッと貫いていけるかなと思って、そこはうまく曲に合うように意識しましたね」

――レコーディングはいつ頃でしたか?

yu-ki「7月の頭ぐらいで、この曲がいちばん最後のレコーディングでした。私とmayuちゃんは歌割が決まって後から録ったので、私のパートは優しく歌うことを心がけたんですけど、全員の透き通るような歌声が曲に合ってて心地良いなって思います。でも、ホントはやっぱりサビの〈やっと辿り着いたね〉のところを歌いたかったんですよね(笑)。それで家でいっぱい練習してたのに、歌割を貰ったらなくて、エ〜ンって思いながらレコーディングに臨んだのを覚えています(笑)」

mayu「ちょい萎え?」

yu-ki「完成したのを聴いて凄く素敵だなと思ったけど。〈まあ、私がやったらもっと素敵だっただろうな〉って(笑)」

――最後だからって何を言ってもいいわけではないですよ(笑)。

mikina「大丈夫。私は録ったのに歌割なかったから……」

maho「ちょっと! 悲しい話に持っていかないで(笑)。“WHERE”は聴いても歌っても、幼い頃の自分を思い出したりする曲で、でもそれをただ振り返ってるだけじゃなくて、〈いまもその時とリンクする気持ちはまだあるな〉〈これから先の未来でも同じ気持ちはあるよな〉とか、走馬燈じゃないですけど、自分の人生っていう大きい空間のなかを走り回っているような気持ちになりましたね。この曲で始まるのが凄く良いなって思いました」

mayu「マジで良い曲だよね」

――それでいうと、今回は特にアルバム全体の曲順も素晴らしくて。

yu-ki「そうなんです。〈これから歌うのは僕らの旅の途中〉って歌い終わって、アルバムが始まって」

――一周して戻ってくると、〈これから歌うのは僕らの旅の途中〉がエピローグみたいに響くっていう見事な構成です。この記事が出る頃にはもうパフォーマンスも披露されていることになりますね。

mayu「はい。“WHERE”と“SONNET”の振りは、EMPiRE時代からずっとお世話になっているYUKA先生に付けてもらいました。あと、もともと自分たちで作っていた“zION”の振付けがあって、豆柴の大群との対バンと〈YATSUI FES〉でSEとして流した際にしれっと披露してたんですけど、“WHERE”からの繋がりで“zION”も先生に付けてもらいました」

yu-ki「前の振付けは幻の2回になった」

mayu「そうだね(笑)」

――それに続くのが、80KIDZによるアッパーなダンス・トラックの“TONIGHT TONIGHT”です。5月に先行配信されて、もうライヴの定番になっていますよね。

yu-ki「“WHERE”が〈旅の途中〉で終わって、次にこの騒げる曲が来るのが、ExWHYZとして活動してきた時間を感じられて好きですね。お客さんが自由に騒いでくれるのをダイレクトに感じられる曲だから、やってる私たちも楽しいし、自由に楽しんでくれてるみんなをステージから見るのも楽しくなる曲です。聴くとライヴの風景が思い浮かぶというか」

mayu「新曲だけど、そうとは思えないぐらい、もうフロアにも自分にも馴染んでる感じがしていて。毎回セトリに入って、かかるたびに〈よしよし〉って思ってますね(笑)」

maho「5月に初めて披露して、まだ3か月ぐらいなんですけど、急スピードで力をくれる曲になりました。最後の〈Let’s Go〉のところのmikinaちゃんも、音源で聴くと違和感あるぐらいライヴ仕様になっていたりするので、ツアーのなかでの変化もおもしろかったです」

mikina「不安なく、すぐにカマせる曲です(笑)。先日の〈TIF〉のような初めて見てくれるお客さんが多いフェスでも自分たちらしさを提示できたから、凄く良い曲を持てたっていう気持ちと、ロングトーンとかラップとかいろんな歌の要素が詰め込まれているので、歌うのが楽しくなりました。アルバム全体通してですけど、歌うのが楽しいです」

――そこからDONGROSSOとの“DON’T CRY”でさらにアゲておいて、続いての“00:00”はShin SakiuraさんとRachelさんによるチルなラップ曲です。これはMVもいい雰囲気でした。

yu-ki「マジで良い曲(笑)。大好きすぎて、デモもそうだし、みんなで録ったラフの音源もずっと聴いてました。Rachelさんには初めてリリックを書いてもらったんですけど、〈なんでわかるの?〉ってぐらい、いまの私たちの気持ちとリンクしてたり、例えば私のパートの〈土砂降ったとか トラブったとか〉みたいに、それぞれ〈自分っぽいな〉って思えるフレーズが散りばめられてて」

mikina「歌詞を見て〈めちゃくちゃわかるな〉っていう部分が、普段のメンバーの素を感じるから、〈長く一緒にやってきて、いろんな思い出を重ねてきたんだな〉って改めて思うし、あとは言葉選びが凄く好きなので、カレンダーを囲むペンの〈ピッピッ〉っていう擬音とアラームの音を繋げてる部分とか凄いし、おもしろいなって思って。文章としても好きです」

mayu「ShinさんとRachelさんにはディレクションもしていただいたんですけど、もっとどうやって書いたか訊けばよかったなって思うぐらいドンピシャな内容を書いていただいて。その歌詞があるうえでスタッフさんと〈ここは誰っぽいから誰にしよう〉みたいに相談しながら歌割を決めていったんですけど、そういうのも楽しかったです(笑)。意外とそういうパートの決め方ってなかったけど、この曲では全員が自分っぽいところを歌ってるし、レコーディングも楽しかった。最後にこんな曲を出させてもらえるのが嬉しいです」

――ビートやラップのノリは日常感がありつつ、リリックは〈ラストステージ〉やその後を歌ったものですね。

maho「私にとって〈理想のバイバイ〉ですね。私はできるだけ悲しい気持ちから逃げたいので(笑)、後から思い出してちょっと温かい気持ちになるというか、良い記憶を思い出させてくれそうな、この距離感や温度感のサヨナラがめっちゃ〈ありがとうございます〉の気持ちでした」

 

mayu

この時間が続けばいいな

――そうやって平熱で別れを表現したのに対し、続く“SONNET”は感情的に現状に向き合ったような曲に仕上がっています。EMPiRE時代からの縁となるoniさんの作曲/編曲で、作詞はyu-kiさん、mayuさん、mikinaさんの共作ですが、もともと共通のテーマはあったんでしょうか。

yu-ki「歌詞を提出した時は決まってなくて、途中からソネット(十四行詩)というタイトルにしようってなりました。私はわりと最初の段階で書いた歌詞がサビで使われた感じです。私の根底には最後まで楽しんでもらいたいっていう思いがあるから〈終わりが決まってても、寂しいよりも楽しいほうがいいな〉って思ってたし、そう発信してきたんですけど。でも、やっぱり〈この時間が続けばいいな〉〈もうちょっとやりたいな〉っていう反対の気持ちも同時に生まれていて……そこの部分を歌詞に落とし込んだ感じですね」

mikina「私はAメロBメロの歌詞を書いてるんですけど、もともとはもっと暗くて未練100%みたいな歌詞を書いていたのかな、たぶん。歌詞にしたのは最近だけど、内容は解散が決まった頃の気持ちのストックから書きましたね。何かを失った後のことを想像したり、実際に別れを経験した時の気持ちも思い出しながら書き進めていった後に、他のメンバーの歌詞も見てこの形にしていった感じです」

mayu「私は落ちサビの2行だけなんで、全然書いてないんですけど(笑)、もともと普通にサビの頭として書いてた部分が落ちサビで採用されました。これはちょっと先の未来から自分が現在を振り返った時に〈こんなこともあったけど、良かったよね〉みたいに思えていたらいいなと想像して書いた感じです。この活動に限らず、一生懸命に何かをやってる最中って必死になって見えなくなっちゃうものがあるし、〈良かった!〉より〈大変!〉みたいな気持ちが大きくなっちゃう瞬間もあって。けど、それを〈大変だった〉とはしたくなくて。そう思える自分になるには、何があってもただ生きていくことしかないからっていう気持ちで書きました」

maho「私はこの曲の〈綺麗な言葉にまだできないけど〉のパートの自分が、このアルバムでいちばん好きです。メロディーとか、メンバーが書いてくれたとかいろんなことが相まって、歌に気持ちが込めやすかったのかもしれない。そこが好きで、自分のパートを戻って聴いてます(笑)。それぐらいお気に入り」

yu-ki「凄い、そこだけ聴くんだ?」

maho「うん。何か好き」

――続いての大沢伸一さんによる“NOT ENOUGH”はツアーでも披露されていたアッパーな曲ですね。

mikina「これは初めて練習した時からすっごい覚えやすくて、スルスル歌えるというか、音を聴いたら歌詞が出てくるぐらいのスムースな仕組みみたいなのがあって。言葉の組み合わせとかもすべてが新鮮なのに、違和感なく歌えるのがおもしろい。あと、いちばんキャラを出せる曲だからライヴが楽しいです。レコーディングも楽しかったですけど、〈あれもできるな〉〈これもできるな〉みたいなのがライヴで出てきて」

yu-ki「遊び心を感じるというか、いろんなキャラクターが出てくる、クセになる曲ですね。どこを切り取っても口ずさんじゃうメロディーが散りばめられてて、初めて聴いた時から勝手に歌の雰囲気を想像できて楽しかったし、自由に楽しみながらレコーディングに臨めました」

yu-ki

――最初の“Wanna Dance”から大沢さんとは何度も手合わせしてきて、今回はいかがでしたか。

mayu「いままででいちばん〈好きな感じで歌っていいよ〉みたいな感じだったかな」

yu-ki「うん、そうかも」

mayu「大沢さんとは、何度もご一緒するなかで仲良し度が上がってきて、大沢さんの京都弁がどんどん強くなってきて(笑)、それが嬉しかったんですよね。〈CLUB Ex〉に出演していただいたり、去年末の〈Year End Party〉で“DON’T CRY”を一緒に歌ってもらったりの関係性があって、ExWHYZのこともよく知ってくれたうえで、最後にこの曲っていう。攻め攻めすぎてカッコイイなって(笑)」

――確かに、大沢さんの中でも〈こういう曲もイケるな〉みたいな、皆さんへの解像度が高くなってきた感じはしますね。

mayu「マジで大好き」

maho「解散が決まった後のレコーディングだったんですけど、大沢さんが〈ホントはこんな曲も良いと思ってたんだよ〉って他のデモとか聴かせてくれて、そんなふうに話してくださる感じにも救われたというか、凄く嬉しくて。楽しいことしてる大人って一緒にいると楽しいし、カッコイイな~って思いました(笑)。だから、作ってくださる曲にもそれが出てるというか、〈楽しめよ〉って言ってくださってる気がして、凄くありがたかったです」

――大沢さんでビックリしたのは、年末の“DON’T CRY”での移動の速さでした。

mayu「わかる! 足めっちゃ速いっすよね(笑)」

mikina「確かに。めっちゃ元気(笑)」

――その映像は初回盤に付くBlu-rayで観られるので、大沢さんの脚力も確認してほしいですね。

yu-ki「観てほしい、みんなに」

 

maho

全部が大事にしたいものすぎて

――そして、本編ラストの“GIVE YOU MY WORD”の前に控える新曲が、MVも公開された“FADED”です。こちらは久保田真悟さんの作曲/編曲で、作詞はmahoさんの担当ですね。

mayu「神曲。神曲キタ!」

maho「この曲のサポーターがメンバーにいてくれるんですよ(笑)」

mayu「そう、サポーターです(笑)。いろんな角度からこの曲の良さは語れますけど、まずはシンプルにめっちゃ良い曲で、歌詞も素敵だし、いろんな人に染みていくワードがところどころにあって、私たちのバックボーンを知らない人が聴いても凄く良いっていうのがまず1つ。で、ExWHYZのいままでのストーリーやmahoちゃんの人となりを知ってると、より味わい深くなるよっていう」

yu-ki「止まんないじゃん(笑)」

mayu「最後にこれを書けるのがマジでカッコイイなって思うんですよ。いままでの歌詞もmahoちゃんの確かな気持ちが書かれていて、mahoちゃんらしいなって思うけど、この曲に関しては、自分の中の迷いや恥ずかしいって思う部分も隠さずに込めてくれた感じがして。それを、いつもちゃんと言葉を選んで出すタイプのmahoちゃんがぶつけてくれたっていう。で、その歌詞が、こうやって終わりが決まって、大人として受け入れないといけないこともたくさんあるなかで、自分の本当の願いを書いてくれたのが、何もごまかしてなくてカッコイイなって思ったんですよね。最後の曲なんだけど、そうやって未完成の自分や未来に懸けた願いを書くことで、これからの曲にもなるじゃないですか。それが最高(笑)。すげえって思いました」

――作者としてはいかがですか?

maho「でも、自分ではめっちゃ私なんですよ。で、どっちかって言うと、これは自分だけが理解していればいいような内容ではあったんですけど。でも、〈最後に何を書きたいんだ?〉ってなった時に、そうしてきた部分を自分のためにも書こうって思ったっていう感じですね」

――最後だから書けた面もある。

maho「そう。でも、これは解散とかだけの話でもなくて。振り返った時に、やっぱり常に自分の中にこういう自分がいて、いままでそうやってきたからこそ、これからもそうやっていきたいなっていう思いを込めました」

mikina「いまの話も含めて、めっちゃmahoちゃんだなって思いますね」

――これは歌詞も曲も素晴らしいけど、EMPiREの“アカルイミライ”(2017年)を思い出させるサウンドも良くて、間奏でグッときてしまいます。

mayu「そうなんですよ! 凄くわかります。〈いくつになっても〉のところとかもヤバいですよね」

mikina

――こちらもパフォーマンスはまもなく初披露(取材時)という状況ですね。

yu-ki「このアルバムの中で唯一、自分たちで振付けしました。それぞれパート分けして考えてきたものを繋ぎ合わせたんですけど、やっぱり振付けにも個々の色が凄く出てるなって思いましたね」

maho「私は1番の振りを考えました。シンプルな見せ方というか、いまのみんなにやってほしい、ちょっと大人になった私たちだからできる感じにしました」

mayu「サビは全員でユニゾンなので、凄く踊るよりは歌を届けたいなと思って、手振りで伝わるような振りにしたいと思って付けました。元気に振ったりとかはしないけど、届けたいっていう気持ちが伝わる振りにしました」

yu-ki「私は2番です。やっぱり歌詞をちゃんと伝えたいと思ったので、歌詞の内容に沿って、それに紐付く振りを意識しました。グッとくる曲だけど、歌い方は可愛らしいところもあるので、そういうイメージも散りばめています」

mikina「私が、イントロと間奏とその後の〈いくつになっても〉のところですね。歌詞のない部分が多かったので、音から受けた印象を落とし込んだんですけど、久保田さんの曲はキラキラしてるので、ちょっとテーマパークっぽい動きにしたかったというか、〈この動きをさせたら良さそうだな〉〈ここで目が合ってたら可愛いな〉とかメンバー同士の可愛いところを出したい気持ちで作りました」

――そうやって皆さんで振りを制作するのも最後ということですね。

yu-ki「はい。最近、いちばん最初に自分たちで振りを作った“ピアス”(2019年)の振付け動画を観たんですよ。その時は初めてで何もわからないから、全部の振りに1つずつ〈ここの振付けはこういう意味です〉っていう説明を入れていて。スタッフさんに絶対OKを貰いたいから」

mayu「〈意味があるんだよ〉っていうのを示したくてね(笑)」

yu-ki「その頃から考えると成長したなって。それぞれが自分のパートに責任を持って、自分たちの色を出しながら付けられるようになって、そこはずっと一緒にやってきた成果だなって思いましたね」

 そんな傑作『zION』を残して、8月31日にExWHYZは解散する。最後の日へ向かう心情や感慨はすでに各所で語られていることでもあり、日ごとに変化していくものだろうから、重ねて記載しない。本当に最後のメッセージは最後の最後の最後の瞬間に届けられるものだとして、ここでは取材を行った8月5日時点での4人が最後までその過程に向き合って過ごしていたことを記憶しておきたい。

yu-ki「アルバム全曲の振入れも終わって、ついにラストが近づいてきたなっていう気持ちです。ここまでホントにあっという間だったけど、その時間の流れの早さに流されないように、いまは一日一日を噛み締めたいなっていう気持ちで動いていますね」

mayu「シンプルに8月もスケジュールが詰まっていて、私たちもマスターも互いに気持ちの密度がどんどん濃くなっていってるのを感じるからこそ、自分の平常心を保つのに必死な日々というか。終わりに向けて、それぞれ〈良い日にしたい〉〈良いものにしたい〉みたいな気持ちが強いからこそ、ちょっと焦っちゃう感じはあるのかもしれない(笑)」

mikina「私もいろんなものを取りこぼすのが怖くて。最後にマスターやお世話になった方々の気持ちに向き合いたいし、〈自分がちゃんとしないと全部受け取って返し切れないんじゃないか〉って思うから、気が抜けないようにしている感じですね。全部が大事にしたいものすぎて」

maho「私はやっぱりまだライヴがあることが、最後まで自分のなかでは凄く大きいんです。もちろん数えられるほどになってきてるんですけど。だから、あんまり実感とかも湧かないまま、変わらずライヴのことを考えて過ごしていますね」

ExWHYZのシングルを紹介。
左から、2026年の“GIVE YOU MY WORD”、2025年の『DON’T CRY/リグレット』“iD”(すべてユニバーサル)

ExWHYZの作品。
左から、2022年のアルバム『xYZ』、2023年のアルバム『xANADU』、同年のミニ・アルバム『HOW HIGH?』、ライヴ映像作品「ExWHYZ LIVE at BUDOKAN the FIRST STEP」(すべてユニバーサル)、2024年のアルバム『Dress to Kill』、同年のミニ・アルバム『Sweet & Sour』、ライヴ映像作品「ExWHYZ TOUR 2024 Futura Free+ ‘Reinforce’」(すべてユニバーサル)

『zION』に参加したアーティストの作品を一部紹介。
左から、Shin Sakiuraの2023年作『Inner Division』(PARK)、ohayoumadayarouの2025年作『そこにないもの』(ohayoumadayarou)、和久井沙良のニュー・アルバム『Nothing But Living』(APOLLO SOUNDS)、TenTwentyの2026年作『Abyss Red』(トイズファクトリー)、パソコン音楽クラブの2024年作『Love Flutter』(HATIHATI PRO.)、DONGROSSOの2025年作『ANTI SOCIAL SOUNDSYSTEM』(A.S.A.B)