昨年を上回る〈Good Mood〉なワンマンライブに

結成から今年で28年、長きに渡って全国のフロアやフェスを沸かし続けるインストゥルメンタルバンド、YOUR SONG IS GOOD(以下、ユアソン)がビルボードライブの舞台へと帰ってくる。昨年に続き2年連続での開催となる今回の公演は、9月6日(日)にビルボードライブ大阪、9月20日(日)にビルボードライブ東京にてそれぞれ2ステージ制で行われる。

今回のライブも昨年同様〈Good Mood〉と題されているが、ユアソンの音楽性を一言で言い当てる、あまりにぴったりな公演名だ。1998年の結成以来、スカ、カリプソ、ファンク、レゲエ、ハウス、ディスコといった古今東西のあらゆるダンスミュージックを自由自在に解体/再構築し、ジャンルを超越した音楽として表現し続けている彼ら。その享楽的で朗らかな作風は音源でもライブでも常にグッドムードに満ち溢れている。ホーンやオルガンの表情豊かな音色と、否応なしに心と身体を躍らせるグルーヴは、ビルボードライブという上質な空間と抜群にマッチするはずだ。

昨年の公演は、2004年リリースの1stアルバム『YOUR SONG IS GOOD』の初LP化を記念して開催されたもので、初期のレア曲なども多数披露され、大いに盛り上がった。その反響を受けての今年の〈Good Mood〉は、直近でリリースした作品などがないため、昨年以上に自由度の高い選曲が期待される。

今でこそトロピカルなバイブスに満ちたインスト音楽がシンボルとなっているユアソンだが、初期はパンクに根差したような楽曲も多く、その音楽性は多岐に渡る。例えば“Double Sider”のようなクンビアのリズムで軽やかに突き進むダンスナンバーや、たっぷりと尺を取って聴く者をリラックスさせる“Waves”といった普段のライブでお馴染みのナンバーも、ビルボードライブでは異なる響き方をするに違いない。

また、“ブガルー超特急”や“NETTAI BOY ~熱帯ボーイ~”などオールスタンディングでひしめき合うように盛り上がるアッパーナンバーも、着席スタイルでじっくり聴くことで新たな楽しみ方に気づけるかもしれない。今年の〈Good Mood〉も、にこやかなテンションでエネルギッシュに届けられるライブパフォーマンスの中に、ユアソンの成熟した一面を窺える絶好の機会となるはずだ。