40枚以上のアルバムを発表する笹久保伸は、秩父を拠点に活動するギタリスト。民俗文化の研究や音楽調査をベースに、フォルクローレをはじめ、現代音楽や即興音楽など幅広い領域を横断する音楽性で知られる。一方、Ghada Saidはエジプト・ザガジグ出身の歌い手。本作は異なる背景を持つ2人のアーチストの世界を交差させたコラボレーション作品で、伝統曲を展開させた曲に加え、スタジオでの即興演奏から発生した音源を収録している。全14曲を通じ、Ghada Saidの歌声と笹久保のギターが反響。緊張感のある音世界を形作る。二つの世界観が融合する美しさを感じられる一枚だ。