独創性あふれる奇抜なベーシスト、モノネオンがクリス・デイヴと来日!
2026年11月、現代の音楽シーンで独自の存在感を放つ3人のミュージシャンが、スペシャルユニットとして来日する。クリス・デイヴ(ドラムス)、モノネオン(ベース)、そしてジャスタス・ウェスト(ギター)。ジャズからヒップホップ、R&B、ファンクまで、ジャンルの垣根を越えて活躍する彼らが一堂に会する今回のビルボードライブツアーは、音楽ファンにとって見逃せない公演となりそうだ。それぞれの培ってきた独自の音楽性が交わることで、いったいどのようなグルーヴが生まれるのだろうか。
クリス・デイヴについては、もはや説明不要だろう。アデルやディアンジェロ、エリカ・バドゥ、ロバート・グラスパー、宇多田ヒカルといった数々のビッグネームと共演を重ね、現代のジャズやブラックミュージックに大きな影響を与えてきた最重要ドラマーの一人だ。
拍の重心を自在にずらす独特のリズム感覚と、複雑なポリリズムを織り交ぜた彼の演奏は、単にビートを刻むというドラム本来の役割を軽々と飛び越えていく。予測できないタイミングで繰り出されるスネアやキックが、時に楽曲の輪郭を曖昧にしながらも、抗いがたいグルーヴを生み出す。その唯一無二の演奏スタイルは、ヒップホップ以降のブラックミュージックにおけるリズムの可能性を押し広げてきた。
そんな彼と今回ステージを共にするのが、これまた強烈な個性を持つ2人のミュージシャンである。まずは、ベーシストのモノネオン。蛍光色を大胆に取り入れた奇抜なファッション、さらにはベースのヘッドに靴下を被せたりと、一度見たら忘れられないビジュアルでも知られている。しかし、その独創性は見た目だけにとどまらない。プリンスが晩年に活動を共にしたベーシストの一人であり、ナズのアルバム『King’s Disease』では“All Bad”にてベースとプロデュースで参加。同作のグラミー賞受賞にも貢献している。
モノネオン本人は右利きでありながら、右利き用のベースを逆さまにして左構えで演奏するというアップサイドダウンのスタイルを取り、スラップ奏法や微分音を駆使した予測不能なフレーズを次々と繰り出していく。ファンクやソウルに根差した強靭なグルーヴと、実験音楽にも通じる自由な発想が同居するそのプレイは、聴く者の身体を否応なく揺さぶる力を秘めている。
マック・ミラーも認めたジャスタス・ウェストの歌心に満ちたギタープレイ
そしてもう一人が、ギタリストでありプロデューサーとしても活躍するジャスタス・ウェストだ。若くしてマック・ミラーやアリアナ・グランデ、ティンバランドらと仕事を重ね、ヒップホップやR&Bを中心に幅広いフィールドで才能を発揮している。
彼の魅力は、ゴスペルに根差した豊かなハーモニー感覚や、R&Bやネオソウルの洗練されたコードワーク、そしてフュージョン的なアプローチをも自在に取り込む柔軟な演奏スタイルにある。メロウなフレーズで楽曲に温もりを与えたかと思えば、鋭いカッティングや流麗なソロによって一気に演奏の表情を変えてみせる。クリス・デイヴとモノネオンが生み出す複雑で重量感のあるグルーヴに、ジャスタスのギターがどのように絡み、アンサンブルに新たな色彩を加えていくのか。今回の公演における大きな聴きどころの一つとなるはずだ。
もっとも、クリス・デイヴとモノネオンはマーカス・キングらを交えたバンド、アトミック・ハビッツでも共演している。以下に今年の〈ニューポート・ジャズ・フェスティバル〉で披露したファンカデリック“Red Hot Momma”のライブ映像を貼っておくが、互いの演奏に瞬時に反応し合うスリリングな関係性を窺い知ることができる。
予測不能なリズムが次々と飛び交いながらも、不思議なほど一体感を失わない2人の演奏は、まるでグルーヴそのものを解体し、その場で再構築していくかのようだ。そこにジャスタス・ウェストの歌心に満ちたギターが加わることで、どのような音楽的対話が生まれるのか。単なる超絶技巧の応酬にとどまらない、即興演奏ならではの豊かな表現に期待したい。
3人それぞれが確固たる音楽性を築いてきたからこそ、その出会いから生まれるサウンドを既存のジャンルに当てはめることは難しい。ジャズの即興性、ヒップホップのビート感覚、ファンクの身体性、そしてR&Bのしなやかなメロディ。そうした要素が互いに溶け合い、時には衝突しながら、新たな音楽へと姿を変えていく。今回の来日ツアーでは、その過程を間近で体感できるはずだ。
世界が羨むトリオが11月17日(火)に横浜、19日(木)に東京、20日(金)に大阪のビルボードライブを巡る。現代のブラックミュージックをそれぞれの立場から切り拓いてきた3人による、一期一会のセッション。彼らが生み出す予測不能なグルーヴを、ぜひ至近距離で目撃してほしい。
LIVE INFORMATION
クリス・デイヴ, モノネオン&ジャスタス・ウェスト
Chris Dave, MonoNeon & Justus West
2026年11月17日(火)ビルボードライブ横浜
1stステージ
開場/開演:16:30/17:30
2ndステージ
開場/開演:19:30/20:30
https://www.billboard-live.com/yokohama/show?event_id=ev-21708
2026年11月19日(木)ビルボードライブ東京
1stステージ
開場/開演:16:30/17:30
2ndステージ
開場/開演:19:30/20:30
https://www.billboard-live.com/tokyo/show?event_id=ev-21707
2026年11月20日(金)ビルボードライブ大阪
1stステージ
開場/開演:16:30/17:30
2ndステージ
開場/開演:19:30/20:30
https://www.billboard-live.com/osaka/show?event_id=ev-21709
■チケット料金 ※別途ドリンク代要
【横浜公演】
DXシート DUO:22,100円(ペア販売)
DXシート カウンター:10,500円
S指定席:10,500円
R指定席:9,400円
カジュアル センターシート:10,000円(1ドリンク付)
カジュアル サイドシート:8,900円(1ドリンク付)
【東京公演】
DXシート DUO:23,200円(ペア販売)
DUOシート:22,100円(ペア販売)
DXシート カウンター:11,600円
S指定席:10,500円
R指定席:9,400円
カジュアルシート:8,900円(1ドリンク付)
【大阪公演】
BOXシート:22,100円(ペア販売)
S指定席:10,500円
R指定席:9,400円
カジュアルシート:8,900円(1ドリンク付)
※本公演はClub BBL会員、および一般販売をWEB受付のみ実施いたします
※法人会員は電話にてご予約承ります
■メンバー
クリス・デイヴ(ドラムス)
モノネオン(ベース)
ジャスタス・ウェスト(ギター)