柳樂光隆が監修する現代ジャズ・シーンに焦点を絞ったムック・シリーズ「Jazz The New Chapter」の第5弾が6月19日(火)に刊行される。
2014年の初刊行以来、独自の視点でジャズを再定義し、人気シリーズとして定着、ジャズ・ファン層の拡大に一役買っている同書。今回の「Jazz The New Chapter 5」では、カマシ・ワシントンを大々的にフィーチャーしている。
〈カマシ・ワシントンの『Heaven And Earth』から始まる現代ジャズの手引き〉と題し、新作のリリースを控える彼を出発点に設定。カマシ・ワシントンを輩出したLAシーンにおけるヒップホップとジャズの関係、サックス奏者たちの進化、そしてジャズの歴史やクラシック音楽とジャズの関係をもとに〈ジャズとは何か?〉を考察する充実の内容となっている。
カマシ・ワシントンのみならず、いまやコンテンポラリー・ジャズの代名詞となったロバート・グラスパー、彼とスーパー・バンドのR+R=NOWで活動を共にするテラス・マーティンやクリスチャン・スコット、マリア・シュナイダー、挾間美帆、ハイエイタス・カイヨーテのネイ・パーム、そして来日公演を終えたばかりのクリス・デイヴやジュリアン・ラージのほか、現代の重要なミュージシャンたちの生きた言葉を掲載。
なお、Mikikiでもカマシ・ワシントンの特集を行う予定で、新作『Heaven And Earth』のタワーレコード新宿店限定特典として、Mikikiが取材/構成を担当した村井康司と柳樂光隆による対談を収録した冊子が配布される。「Jazz The New Chapter 5」とともに、こちらもお見逃しなく!
BOOK INFORMATION
Jazz The New Chapter 5
監修:柳樂光隆
インタヴュー掲載アーティスト:カマシ・ワシントン/ロバート・グラスパー/ヴィセンテ・アーチャー/ダミオン・リード/ケイシー・ベンジャミン/クリス・デイヴ/ジェイソン・モラン/ネイ・パーム/マーク・ターナー/ダニー・マッキャスリン/ウォルター・スミスIII/ベン・ウェンデル/テラス・マーティン/ジョセフ・ライムバーグ/スライフィフスアヴェニュー/ムーンチャイルド/クリスチャン・スコット・アトゥンデ・アジュアー/ジュリアン・ラージ/マカヤ・マクレイヴン/ロン・マイルス/ジェラルド・クレイトン/マリア・シュナイダー/キーヨン・ハロルド/挾間美帆/クリス・デイヴィス/マシュー・スティーヴンス/ファビアン・アルマザン