前作から実に4年ぶりの新作。ギターを掻き鳴らす荒々しい姿も残しながら、80sマナーなインディー・ポップを仕上げてきた点にバンドの変化が見られる。フォスター・ザ・ピープル以降の流れに共鳴しつつ、人懐っこいアピールとは裏腹に冒頭から8分の長尺曲を持ってくるところや、どうしても捻らずにはいられない(!?)アレンジ/メロディーに、ポスト・パンクを出発点とする彼らの矜持が窺えよう。