ジョシュア・レッドマンエリック・アレキサンダーマーク・ターナーら、90年代にほぼ時を同じくしてシーンに登場したサックス奏者が自身のソロ活動に重きを置くなか、唯一幅広い共演者達からファースト・コールを受け、近年はパット・メセニーハービー・ハンコックらとの共演をはじめ、サイドメンとしても年中フル稼働な現役最多忙なサックス奏者クリス・ポッター。超多忙な彼もまた10年余り率いる自身のソロ・プロジェクト、アンダーグラウンド名義でも精力的に活動中で今作は弦楽四重奏を迎えた拡大版。ストリングスの生み出す音響と年々凄みを増す管豪ぶりに聴き惚れる充実の一枚。