マルーン5などを手掛けるマーク・アントワーヌ・モロウヤー・ヤー・ヤーズニック・ジナーが共同プロデュースし、デーモン・アルバーン(ゲストで参加!)やブライアン・イーノが絶賛しているという、マリのブルース・ロック・バンドによる初作。欧米のポップ・ミュージックをフツーに聴いてきた若者たちが、地元の伝統音楽にベース・ミュージックの要素を少しだけミックスし、ロック・サウンド(60sガレージ的な響きが激クール!)で仕立て上げた、非常にユニークな一枚だ。アフリカ音楽特有の呪術的な反復が生み出す極太グルーヴ、深い憂いを湛えつつ不思議と癒されるような感覚も併せ持った歌、ルーズに放たれる悪魔的なやさぐれギター――それらが折り重なる様に大興奮です!