コロナ時代の1曲〉〈91年リリースの1曲〉と、好評を博してきたMikikiの連載シリーズ〈アーティストと音楽関係者が選ぶ「わたしの1曲」〉。今回のテーマは〈この曲、自分が書きたかった〉です。ミュージシャンや作曲家の方々に〈この曲、自分が書きたかった〉と思わせられるほどの魅力を感じる曲を選んでもらいました。ミュージシャンや作曲家が憧れたり嫉妬してしまったりする曲とは? *Mikiki編集部

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小宮山雄飛

東京・原宿生まれ。音楽家。プロデューサー(音・食・空間)。ホフディランのボーカル&キーボードとしてデビュー。渋谷区観光大使、渋谷区CEO(Chief Eat Officer)として音楽活動以外にも、地域・企業の外部アドバイザーなどを務める。食に詳しく、カレーレシピ本3冊、酒場本2冊上梓。女優・森七菜によるカバー“スマイル”のプロデュース/楽曲制作で、CM・ネットで異例の大ヒットを記録。音楽・食・地域事業などを中心に、多彩な能力を発揮するクリエイター。

 

あなたが〈この曲、自分が書きたかった〉と思う曲は何ですか?

Damon Albarn “Polaris”(2021年作『The Nearer The Fountain, More Pure The Stream Flows』収録曲)

デーモンの新作。
初期ブラーのようにキャッチーでもなく、ゴリラズのようなストリート感もなく、ソロ前作のような前衛感もない。
ただただデーモンがコロナ禍で逆に自然に戻って作ったと思える楽曲。
でもそこにデーモンの歴史が良い形で全て反映されていて、とにかくすごい名曲!
ここへ来てまだこんなすごい曲を聴かせてくれるなんて!と感動してしまった。
両親が芸術家で、ミュージシャンになる以前に演劇を習い、クラシック音楽などにも精通するデーモンが、○○風ではなく、自身の内面を全部曲にしてみたらこんな形になったという感じが、(ただのファンですが)同じミュージシャンとして、めちゃくちゃ羨ましくもある。
どこか詩の朗読のようでもあり、演劇的な印象もあって、なかなか日本のポップスにはないタイプの曲にだけに、こういうのの日本版を自分も作ってみたいと本気で思いました。

 


RELEASE INFORMATION

日本テレビ系「ぶらり途中下車の旅」テーマ曲“デジャデジャブーブー”“風の誘いで”、iTunes、Apple Music、Google Play、Spotify、LINE MUSIC、レコチョクなどの主要配信ストアにて絶賛配信中!

ホフディラン 『デジャデジャブーブー』 GENIUS AT WORK(2020)

リリース日:2020年4月4日
https://hoff.jp/p/dejavu/

TRACKLIST
1. デジャデジャブーブー

 

ホフディラン 『風の誘いで』 GENIUS AT WORK(2020)

リリース日:2020年7月17日
https://hoff.jp/p/kaze/

TRACKLIST
1. 風の誘いで

 

LIVE INFORMATION
KAKOGAWA MUSIC FES 2022
2022年3月20日(日)兵庫 加古川河川敷特設ステージ
開場/開演:未定/10:00〜18:30頃
料金:入場無料
主催:KAKOGAWA MUSIC FES 実行委員会
お問い合わせ:info@kakofes.com
https://kakofes.com/