さまざまなものを取り込みながら常に進化し、新しいことをスタイリッシュに提示するのもモッドである、という概念をスタイル・カウンシルで打ち出して以降、それを継続して体現してきたモッド・ファーザー。この移籍作も、時にサイケデリックだったり、グラム的だったり、スペイシーな要素も飛び出したりと多彩な表情を持ちつつ、仕上がりは実に洒脱で、かつ力強い。集大成なのか、これも過程なのか、興味は尽きない。