このカリフ8は、フィリピンはマニラを拠点に活躍するビートメイカーとのこと。ザラッとして硬い質感のビートに加えて、終始一貫して感じられる不穏な雰囲気のサウンドメイクが昔のモ・ワックス作品に通じるトリップ・ホップのようでもあり、何かアンダーグラウンドな映画のサントラのようでもあります。〈アジアの辺境音楽〉と単純に一括りにされてしまってはもったいないクォリティーの傑作!