若き日のメセニーのプレイも、この機会に追体験したい!

 世界初のジャズ録音物が誕生してから100周年にあたる2017年へ向けたカウントダウン・キャンペーン〈ジャズの100枚。〉。その一環として、こちらでも触れられている通り、メセニー作品のリイシューも続々と行われています。

 来る9月30日には彼の初リーダー作となった76年の『Bright Size Life』に加え、パット・メセニー・グループでの初期4タイトル――メセニーの代表曲にしてライヴの定番である“Phase Dance”を収録した78年作『Pat Metheny Group』、キャリア中でもロック色の濃い79年作『American Garage』、ミディアム中心の構成で心地良いまどろみへと誘う82年作『Offramp』、変拍子のハンドクラップが楽しい84年のグラミー受賞作『First Circle』――がお目見え。

【参考動画】パット・メセニー・グループが95年に行った来日公演でのパフォーマンス映像

 

 一足早く今年4月に登場済みの、フォーク/カントリー要素をブレンドした77年のソロ2作目『Watercolors』、一人多重録音によってアコギの音色の美しさを静かに説く79年のソロ3作目『New Chautauqua』、ライル・メイズとの共同名義による81年作『As Falls Wichita, So Falls Wichita Falls』、チャーリー・ヘイデンビリー・ヒギンスとのトリオ編成で作られた84年作『Rejoicing』と合わせ、この秋はECM時代のメセニー名盤を聴きながら〈Blue Note JAZZ FESTIVAL in JAPAN〉の余韻に浸りたいものです……って、ちょっと気が早い!?

【参考動画】パット・メセニーのトリオ編成による84年作『Rejoicing』収録曲“Lonely Woman”

 

Blue Note JAZZ FESTIVAL in JAPAN 
【日時】9月27日(日) 12:00開場/13:00開演
【会場】横浜赤レンガ野外特設ステージ
【日時】パット・メセニー with BLUE NOTE TOKYO ALL-STAR JAZZ ORCHESTRAジェフ・ベックロバート・グラスパー・トリオインコグニートスナーキー・パピーハイエイタス・カイヨーテ
http://bluenotejazzfestival.jp