自分の内面と真っ直ぐ向き合う意志と、幼き頃の夢見る気持ちを力強いハイトーン・ヴォイスに乗せて―新たな一歩を踏み出した歌姫が、あなたを無限の彼方に誘う! 

 綾野ましろがニュー・シングル“infinity beyond”で新境地への一歩を踏み出した。ドラマティックなサウンドを乗りこなし、ハイトーン・ヴォイスで鮮烈な印象を残したセカンド・シングル“vanilla sky”から早くも届けられた本作は、TVアニメ版「ガンスリンガー ストラトス」の主題歌だった前作に引き続き、今度はPC版ゲーム「ガンスリンガー ストラトス リローデッド」のテーマ曲として制作。それらの作品に寄り添ったからこそ表現できた世界観が、ここにある。

 「誰もが持っているポジティヴさとネガティヴさに自分のなかで向き合い、ひとりの人間としていろいろな物事を学んでいくということを意識して歌いました。歌詞の〈君の眼の奥に映る 僕の姿に〉といった部分には、自分を客観視し、主客が自分の中で混在しているような世界観が示されていて、それが曲のあちこちに散りばめられています」。

綾野ましろ infinity beyond ARIOLA JAPAN(2015)

 デビュー前から彼女の特徴を熟知するプロデューサーの安田史生が提供したこの楽曲は、アグレッシヴなハイスピード・シンセが印象的。AメロとBメロにはサビでハイトーンを際立たせるためのしっかりとした低音の旋律が紡がれ、彼女の強い意志を感じさせる歌声が響き渡る。

 「今回のテーマは〈攻撃的〉なので、力強さを意識しました。楽曲も私の声の特性を活かしたメロディーラインになっています。サビの部分では高いキーが続くので、一曲を歌い切るのにとても体力を使いますが、ライヴでみんなが全力で盛り上がれる曲にしたかったので、魂を込めて歌いました」。

 カップリングの“ハーフムーンフラワー”は、彼女のデビュー曲“ideal white”でサウンド/ヴォーカル・ディレクションを務めた谷口尚久が作詞/作編曲を担当。新たな綾野ましろ像を浮かび上がらせる、生命の輝きに満ちた自然の描写が特徴だ。

 「私がいままで歌ってきた楽曲のなかにはないタイプだなと感じました。これまでは格好良くて疾走感のある曲が多かったのですが、それらとは異なる女性らしさを表現しています。希望や目標の達成を夢見てキラキラしている、まだ芽吹く前の小さな存在というイメージがあり、歌い方も少し優しくしたり、可愛らしくしたりしています。歌っている時は、まだ私が幼い頃、地元の洞爺湖町にいて、ただ歌が大好きで歌手になりたいと夢見ていた時のことを思い描いていたので、自然と笑顔がこぼれていました」。

 6月の洞爺湖でのフェスの手応えを「アーティストとしてのいまの私を故郷の人たちに見せられたことは自信にも繋がりました」と語る彼女。この夏は海外での数々のイヴェントや、国内最大級のアニソン・フェス〈Animelo Summer Live〉を経験し、秋にはついに初のワンマン・ライヴを開催する。

 「曲数も多いですし、自分だけのステージなので、世界観を作りつつ、テンションをコントロールして、いままでにないパフォーマンスや貯まっていたパワーを出して楽しみたいです。デビューから応援してくれている人、支えてくれている人に、いまの綾野ましろを見届けてほしいですね」。        


【ライヴ情報】
〈Mashirontier presents 綾野ましろ 1st Anniversary One-man Live 2015-lycoris-〉開催決定!
10/31(土)北海道・札幌COLONY
11/3(火・祝)東京・TSUTAYA O-WEST
*詳細はオフィシャルファンサイト〈http://mashirontier.com〉をチェック!