村上春樹 「職業としての小説家」 自身の考えを特有の比喩交え描いた、文芸誌での連載に書き下ろしなど加えた新エッセイ

2015.11.06

『村上さんのところ』が発売されてから一ヶ月程度しか経っていないが、早々と新作が出版されたことに多くの“村上春樹主義者”は喜んだことであろう。柴田元幸さんが責任編集している『MONKEY』という文芸誌の中で連載していた6回分のエッセイ+新たに5章書下ろし+河合隼雄との思い出(『考える人』に掲載)からなる全12章。自身の切実な考えが特有の比喩を交えながら描かれている。それらは単に「小説」という枠組みだけでは決してなく、社会や個々に訴えかけるメッセージとも感じとられる。なぜ今回の本を出版するに至ったのか? その経緯も語られており、「なるほど」とつい思わずにはいられない。

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