Mikikiに掲載しているレヴュー記事の、11月16日~11月22日の週間アクセス・ランキングを発表します!
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1JAPAN
赤西仁 『Me』 直球のEDMから真摯なバラードまで貪欲に攻める自主レーベル設立後の初アルバム
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2JAPAN
TOWA TEI 『CUTE』 健やかな創作意欲を結実させた、水原佑果や高橋幸宏らのエレガントなヴォーカル曲も最高な一枚
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3JAPAN
Ryoma Maeda & Romantic Suiciders 『シンセサイザーガレージパンクバンド』 ギター&ベースなしで爆音掻き鳴らす初作
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4WORLD
マリナ・ファヘス 『Dibujo De Rayo』 浮世離れした夢想サウンドが可愛らしくも刺激的な〈ネクスト・フアナ・モリーナ〉の新作
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5JAPAN
どついたるねん 『ミュージック』 柴田聡子との甘茶ポップも収録、ソウル的趣向を前面に出した新作
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6JAPAN
古舘佑太郎 『CHIC HACK』 中尾憲太郎ら支える色彩豊かなバンド・サウンド&歌も奔放で伸びやかな初ソロ作
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7OTHER
桃月庵白酒 『桃月庵白酒 三 らくだ/死神』 白酒落語を堪能できる大ネタ2演目を収めた新CD
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8POP / ROCK
エル・キング 『Love Stuff』 マーク・ロンソンら参加、存在感抜群のハスキー声でロッキン・ブルースなど歌いこなすデビュー作
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9JAPAN
Taiko Super Kicks 『霊感』 90年代USオルタナの流れ汲んだギター・ロック鳴らす4人組による自主EPの全国流通盤
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10DANCE / ELECTRONICA
コ・ラ 『No No』 より過剰に表現こじらせトロピカル・ミニマル・ダブにカット&ペースト吹き荒れる怪盤
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11JAPAN
tajima hal 『Tones』 ベルギーのレーベルから発表したダウンテンポなローファイ・ビート集がCD化
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12DANCE / ELECTRONICA
ルーク・ヴァイバート 『Bizarster』 目まぐるしく変わるビートの躁状態で、キャリアを集大成するかのような新作
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13JAZZ
イブラヒム・マーロフ 『Kalthoum』 微分音トランペット操る俊英のインパルス移籍盤はアラブ歌謡の女王へのオマージュ作
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14JAZZ
クリスチャン・マクブライド・トリオ 『Live At The Village Vanguard』 現代ジャズ最高峰ベーシストのトリオでの実況盤
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15DANCE / ELECTRONICA
リア 『Sublimation』 ダイナマイトMCら参加、多様なトラックを艶ある声で乗りこなした歌ものドラムン傑作
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16OTHER
スティーヴ・ジャンセン 「Through A Quiet Window」 高橋幸宏がプロデュース、ジャパンのドラマーによる初の写真集
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17POP / ROCK
ペティート・ノワール 『La Vie Est Belle/Life Is Beautiful』 コンゴとアンゴラの血引くユニットがクールなグルーヴで魅了する初作
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18DANCE / ELECTRONICA
シンクロ 『Changes』 ブリアルの辿り着いた境地へと別経由で到達したかのような壮大で美しい初ソロ作
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19POP / ROCK
ルーマー 『B Sides & Rarities』 カヴァーやボサノヴァ版“Dangerous”含むB面曲+レア音源の編集盤
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20POP / ROCK
ベイルート 『No No No』 バンド・アンサンブルに徹底してこだわったライヴ感覚溢れる音が新鮮な4年ぶり新作
赤西仁の初作『Me』が2週連続でトップとなった今週のランキング。ここでは、TOWA TEIに続いて3位にランクインしたRyoma Maeda & Romantic Suicidersの『シンセサイザーガレージパンクバンド』に注目です! Virgin Babylonからのリリースなどで知られるRyoma Maedaを中心に、元ミドリのハジメタル、元あらかじめ決められた恋人たちへのキムラシゲユキが集結したシンセサイザー2台とドラムによるガレージ・パンク・バンドの初作。レヴュー本文に〈スタジオ録音をしていない(!)ジャンクにくぐもった音像のため、好き嫌いが分かれるかも〉とありますが、個人的には生々しく勢いのあるサウンドに大興奮。〈ちょっと聴いてみてよ〉とオススメしたくなる1枚です!
さらに、4位のマリア・ファヘス『Dibujo De Rayo』も◎。ブエノスアイレス生まれの女性シンガー・ソングライターで、〈ネクスト・フアナ・モリーナ〉と言われているのも納得の、可憐さとファニーな味わいを併せ持つ歌声がクセになります。フェルナンド・カブサッキらアルゼンチン音響派が貢献したエクスペリメンタルなサウンドも実にフレッシュ。
また、トップ20内では、南アフリカのケープタウンを拠点に活動しているコンゴ人とアンゴラ人のハーフ、ヤニーク・ルンガによるペティート・ノワールの初作『La Vie Est Belle/Life Is Beautiful』が新感覚と言えそう。アフロビートなどアフリカならではのリズム感覚に、80年代ポスト・パンクの過激な実験性を溶け込ませ、個性的なポップ・ミュージックを生み出しています。
また、先週に〈要マーク〉と紹介したエル・キングの『Love Stuff』が着々と順位を上げ、今週は8位にランクイン。次週あたりいよいよトップ5入りしそうな勢いですよ!