Mikikiに掲載しているレヴュー記事の、11月16日~11月22日の週間アクセス・ランキングを発表します!

 

 

赤西仁の初作『Me』が2週連続でトップとなった今週のランキング。ここでは、TOWA TEIに続いて3位にランクインしたRyoma Maeda & Romantic Suicidersの『シンセサイザーガレージパンクバンド』に注目です! Virgin Babylonからのリリースなどで知られるRyoma Maedaを中心に、元ミドリハジメタル、元あらかじめ決められた恋人たちへキムラシゲユキが集結したシンセサイザー2台とドラムによるガレージ・パンク・バンドの初作。レヴュー本文に〈スタジオ録音をしていない(!)ジャンクにくぐもった音像のため、好き嫌いが分かれるかも〉とありますが、個人的には生々しく勢いのあるサウンドに大興奮。〈ちょっと聴いてみてよ〉とオススメしたくなる1枚です!

さらに、4位のマリア・ファヘス『Dibujo De Rayo』も◎。ブエノスアイレス生まれの女性シンガー・ソングライターで、〈ネクスト・フアナ・モリーナ〉と言われているのも納得の、可憐さとファニーな味わいを併せ持つ歌声がクセになります。フェルナンド・カブサッキらアルゼンチン音響派が貢献したエクスペリメンタルなサウンドも実にフレッシュ。

また、トップ20内では、南アフリカのケープタウンを拠点に活動しているコンゴ人とアンゴラ人のハーフ、ヤニーク・ルンガによるペティート・ノワールの初作『La Vie Est Belle/Life Is Beautiful』が新感覚と言えそう。アフロビートなどアフリカならではのリズム感覚に、80年代ポスト・パンクの過激な実験性を溶け込ませ、個性的なポップ・ミュージックを生み出しています。

また、先週に〈要マーク〉と紹介したエル・キングの『Love Stuff』が着々と順位を上げ、今週は8位にランクイン。次週あたりいよいよトップ5入りしそうな勢いですよ!