Nabowaのギタリスト、景山奏のソロ・プロジェクト=THE BED ROOM TAPEが、5曲入りの新EP『YARN』をリリースした。このタイミングで、川谷絵音(indigo la End/ゲスの極み乙女。)をフィーチャーした収録曲“命の火”のミュージック・ビデオが公開されている。
2013年に発表したセルフ・タイトルの初作も、生演奏の素材をエディットしてさまざまなテイストのサウンドに仕立てていたが、今回の『YARN』ではその路線を踏襲しつつ、より〈コラージュ・ミュージック〉感が強くなっている気が。ヒップホップ的な手法で、生演奏のカットアップにサンプリング素材(?)などを複雑に織り込んでいるが、聴き心地は決して小難しいものではなく、非常にポップで耳に気持ち良い。景山自身がヴォーカルを取った“Chocolate”の仕上がりなんて特に素晴らしいのでぜひ聴いてほしいし、次松大助(THE MICETEETH)による鍵盤や景山が奏でるギターなどの生楽器にブレイクビーツが織り成す木漏れ日系の“Bitter”もまたイイ!
そして今回MVが公開された“命の火”は、ヴォーカル&作詞も担当した川谷絵音との共作曲。ナイーヴな歌声が映える、本作中でもエモーショナルなスケール感を持ったナンバーとなっている。