京都が誇るインスト・バンドの約2年ぶりとなる7作目は、時流のブラック・ミュージックのサウンド感も踏襲しつつ、最大の武器であるヴァイオリンを交えて独自の楽曲を構築。AAAMYYYが参加した小気味良いファンクや、韻シストのサッコンとNAGAN SERVERを迎えた生音ヒップホップもいいが、人力ドラムンベースとポスト・ロック感の融合した“possibility”は、2000年代前半から活動する彼らならではの矜持を感じさせる。