インタビュー

カジヒデキ&Rimeout主宰オナガ・リョウヘイが語る、最新北欧音楽事情2016~勢い増すコペンハーゲンから信頼のベルゲンまで

カジヒデキ&Rimeout主宰オナガ・リョウヘイが語る、最新北欧音楽事情2016~勢い増すコペンハーゲンから信頼のベルゲンまで

90年代のスウェディッシュ・ポップ・ブームや、ビョークシガー・ロスといったアイスランド発の鬼才のブレイクに立ち戻らずとも、最近ではロイヤル・コンセプトが〈ユニバーサル・スタジオ・ジャパン〉のCMに使われて人気を博したことをはじめ、いつだって北欧のポップ・ミュージックは日本で親しまれてきた。よりインディーな方面に目を向けても、アイスエイジのブレイクを機に世界的に注目が集まるデンマークのコペンハーゲン周辺、キングス・オブ・コンビニエンスソンドレ・ラルケを中心に良質なポップの名産地となっているノルウェーのベルゲン・コミュニティーなど、いくつもの興味深いシーンが存在し、つい〈地方買い〉をしてしまうリスナーもいるのではないだろうか。

今回Mikikiでは、北欧のインディー・ポップ、同地のポップ・ミュージック特有の魅力を紐解くべく、2人のマイスターを招いた。まずは、トーレ・ヨハンソンらスウェディッシュ・ポップの要人たちとの制作経験も多く、〈ミスター・スウェーデン〉と呼べる存在のカジヒデキ。そして2006年の発足以降、精力的にUK/EUバンドの日本盤をリリースしている大阪拠点のレーベル、Rimeoutの主宰=オナガ・リョウヘイ。同レーベルの直近リリースである3作――デンマークのヴァージン・スーサイド、スウェーデンのラスト、フィンランドのマムランナーの3組を発端にしつつ、それぞれの国の特徴や昨今の潮流を教えてもらった。

カジヒデキが2010年のスウェーデン映画「シンプル・シモン」のために書き下ろした“But This Is Love” 

 

――今回は、北欧インディー・ポップのエキスパートとしてお2人をお呼びしました。

オナガ・リョウヘイ(Rimeout)「いやいや(笑)。そもそも僕が北欧の音楽を聴くきっかけになったのはカジさんなんですよ。学生時代にエッグストーンを知り、そこから広がっていったんです」

カジヒデキ「恐縮です(笑)。今日はいろいろ教えてください」

エッグストーンの92年作『In San Diego』収録曲“My Trumpets”
 

――オナガさんがチョイスした楽曲を聴きつつ、お2人の持つ北欧各国のインディー・ポップ・シーンの概観を教えていただけましたら。よろしくお願いいたします。

 

DENMARK 
 

オナガ「では、まずは僕のレーベルで2月にリリースしたデンマークのヴァージン・スーサイドから。バンド名と同じ“Virgin Suicide”という曲です」

ヴァージン・スーサイドの2016年作『Virgin Suicide』収録曲“Virgin Suicide”
 

カジ「率直に、いわゆるスミス直系というか、ジョニー・マー的なキラキラとしたギターが鳴っていますけど、意外にそういうギター・バンドはいそうでいないんですよね。メロディーもキャッチーかつ綺麗だし、すごく良いバンドが出てきたなという印象です。このミュージック・ビデオもネオアコやインディー・ポップが好きな人には直球で伝わるものですね。『C86』(86年)プライマル・スクリームのファースト・アルバム『Sonic Flower Groove』(87年)が思い浮かびます」

※86年にNMEが監修した伝説のアノラック/ネオアコ・コンピレーション。パステルズやプライマル・スクリームが参加しており、日本のインディー・シーンにも多大な影響を与えた

オナガ「そういうバンドが北欧から出てくるのかとちょっと驚いたんです。僕の想像ですけど、80~90年代のイギリスの音楽に対して憧れを持っている北欧の子たちが、現地に行かないまま妄想で作り上げた音楽なのかなと思いました。実際にヴァージン・スーサイドのメンバーと話してみても、やっぱりそのあたりのサウンドが大好きみたいです。あとはフィル・スペクターレヴォネッツからの影響が大きくて、実際に彼らのアルバムはレヴォネッツのスーン・ローズ・ワグナーがプロデュースしています。スウェードも好きと言っていましたね」

カジ「声の感じはスウェードのブレット・アンダーソンにすごく似ていますよね。アルバムの曲にもスウェード的な要素があると感じました」

VIRGIN SUICIDE Virgin Suicide Rimeout(2016)

――本国デンマークでの彼らを取り巻くシーンはどういう状況なんですか?

オナガ「大きなフェスに出はじめたりと注目されてきてはいますね。あと最近ようやくドイツとイギリスでも今作がリリースされたんです。UKガーディアン誌の〈ニュー・バンド・オブ・ザ・ウィーク〉にも選ばれ、少しずつ本国以外でも認知されてきています。イギリスで書かれたレヴューを見ても、カジさんがおっしゃったように〈C86〉の流れにあるバンドみたいに捉えられていますね」

カジ「今年は『C86』のリリースからちょうど30年にあたるんですよね。やっぱりイギリスではあのムーヴメントは忘れられてないんだなと感じます。20周年のときもロディ・フレイムウルフハウンズジューン・ブライズあたりが出た大きなイヴェントがあって、僕も遊びに行きました。30周年ということで、いまイギリスの人が注目するのもわかりますね」

オナガ「逆にイギリス本国では出てこないがゆえに、新鮮さを感じているのかもしれません」

カジ「それにしても最近のデンマークは、アイスエイジやコミュニオンズが出てきたこともあって、コペンハーゲンを中心に盛り上がっていますよね」

オナガ「海外のインディー・ロックを追いかけている人には注目度が高いシーンになっています。コペンハーゲンは、アイスエイジを筆頭にパンクやハードコアのイメージが強いと思うんですけど、そのなかでヴァージン・スーサイドがどう受け入れられるのか楽しみです。ポッシュ・アイソレーション周辺では最近リスというバンドが出てきました」

リスの2015年の楽曲“Try”
 

カジ「リスは僕も朝からBIG LOVEに並んで買いました(笑)。これは良いですよね」

※海外のインディー・ミュージックを独自のセレクトで置いている東京・原宿のレコード・ショップ

オナガ「僕は再々入荷くらいで買えた(笑)。ポッシュ・アイソレーションのこれまでのイメージとは違う、甘くてR&Bっぽいサウンドが新鮮でした。メンバーはまだティーンエイジャーで、たとえが古いですけど、若いのにファイン・ヤング・カニバルズみたいな音楽をやっている子たちがいるんだなと。しかもXLからのリリースが決まったんですよね。やっぱり北欧から出てきた80年代、90年代っぽいポップ・ミュージックに、いまイギリスが反応しているんですよね」

ヴァージン・スーサイドの2016年作『Virgin Suicide』収録曲“2ndWave”
 

オナガ「実はヴァージン・スーサイドを出したきっかけは売り込みがあったからなんですよ。以前Rimeoutから出したノーヴェンバー・ディッセンバーというインディー・フォークのバンドがいるんですけど、その際に交渉していたノルディック・ミュージック・ソサエティーというレーベルから、〈次にこんなバンドを出すから日本でも出さないか〉と声をかけられた。彼らの話では、コペンハーゲン以外だとオーフスという街がおもしろいそうです。学生都市らしくて、僕は勝手に京都に近いイメージを持っているんですけど、大学の周辺でアートをやっている若者たちがたくさんいるような、いわゆる文化都市。オーフスからはロウリーというバンドが登場しました」

ロウリーの2014年の楽曲“Daydreamers”
 

――なるほど。スペインのハインズモーン然り、むしろ英米からは出てこないようなフレッシュさを持ったバンドが今年はキーになりそうですね。では、話を他国に移しましょう。

 

SWEDEN
 

オナガ「じゃあ、去年の12月にリリースしたスウェーデンのラストというバンドを聴いてください。“Looking Glass”」

ラストの2015年のEP『Lust』収録曲“Looking Glass”
 

カジ「このバンドも80年代の感じと言うか、いまはコクトー・ツインズとは言わないかもしれないですけど(笑)、かつての4ADにこういうバンドがいたよなと思わせられる、少し耽美的なサウンドですよね。4ADのあとに続いたシューゲイザー的な要素もあり、すごくおもしろいなと思います」

オナガ「本人たちも80年代の4AD周辺のバンド――コクトー・ツインズやスローイング・ミュージズを聴いていたみたいですし、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインとか初期クリエイションのシューゲイザー・バンドも好きらしい。たた、彼女たちは〈それらをそのまま物真似するんじゃなくて、そうした音楽で北欧神話的な世界を表現したい〉と言っていたんです。MVでも服装などはエキゾティックな感じもありますよね。それこそオーディンなんかが出てくる北欧神話の世界観を反映した、暗い森の中を歩いていたら妖精の声を聴いてしまい、どこかに連れて行かれそうになる、みたいな」

LUST Lust Rimeout(2015)

カジ「聴いているとすごく伝わってきます」

オナガ「スウェーデンはストックホルムに限らずシューゲイザー・バンドがちょくちょく出てきますよね。ちょっと前にはウェストカストというバンドが出てきたり、アルパカ・スポーツをリリースしているヨーテボリのラグジュアリーというレーベルにも、サンデイズというバンドがいたり。ちょっと前だったらレディオ・デプトとかもそうだと思うんですけど、初期シューゲイザーの要素がありつつドリーミーな音楽、日本人が好きそうなものを定期的に供給してくれる国やなと思います(笑)」

ウェストカストの2015年作『Last Forever』収録曲“Summer 3D”

 

――ただ、スウェーデンには底抜けにキャッチーなポップソングの伝統もありますよね。アバや90年代のスウェディッシュ・ポップ、最近ではロイヤル・コンセプトもその系譜にあるかもしれない。ポップスの名産地という側面も大きいように思います。

カジ「アバを輩出した〈ユーロヴィジョン・ソング・コンテスト〉がすごく人気のある国なんですよね。その時期にスウェーデンに遊びに行くと、みんな家族でTV中継を観ているんですよ(笑)。で、あそこに出ているのは本当にキャッチーな、誰にでもわかりやすい曲じゃないですか。そういうメロディーを作る手腕に長けているんでしょうね。ロイヤル・コンセプトもそうだし、EDMでもスウェーデンのトラックメイカーは人気がある。ちょっと大袈裟なくらいのアレンジで、昂揚感と泣きのある曲は、スウェーデン音楽の個性の1つですね」

オナガ「2014年にオー・マイ!というバンドをうちのレーベルから出したんですけど、彼らに〈どうして日本人はスウェーデンの音楽が好きなんだろう?〉と訊いたら、〈メロディアスでメランコリックだからじゃない?〉と言っていました。彼らがJ-Popを聴いても〈スウェーデンの音楽みたいだ〉と思うことがあるらしいんです」

ロイヤル・コンセプトの2013年作『Goldrushed』収録曲“On Our Way”
アヴィーチーの2013年作『True』収録曲“Wake Me Up”
 

オナガ「これはイギリス人から聞いた話なんですけど、他国のイングリッシュ・スピーカーからすると、スウェーデン人の英語はすごく可愛いみたいなんですよ。それがウケている理由の1つかもしれないねと言ってました。あと、全世界的なヒット曲を出してきた歴史があるからだと思うんですけど、海外のメディアがちゃんと〈スウェーデンでいま人気があるバンドですよ〉と紹介する流れが出来上がっている気がします。日本人からしたら羨ましいですよね」

 

FINLAND
 

オナガ「次はフィンランドのバンドです。去年の8月にRimeoutからリリースしたマムランナーの“End”を聴いてください」

マムランナーの2015年のEP『Full Blossom』収録曲“End”
 

オナガ「彼らは自分たちの音楽を〈パンクゲイザー〉と呼んでいるんです。僕自身は彼らのサウンドはフィンランドのインディー・ロックのイメージとは少し違うものを感じました」

MUMRUNNER Full Blossom Rimeout(2015)

オナガ「最近のフィンランドのバンドはもっとサイケだったりポスト・パンクっぽかったりする印象なんです。ちょっと前にドミノ傘下のワイアード・ワールドからリリースされたヤーコ・エイノ・カレヴィというフィンランドのアーティストが、2014年11月の〈北欧Music Night〉で来日したんですよ。そこでライヴを観たら、シンセとドラムだけのジョイ・ディヴィジョンみたいな感じで。フィンランドといえば、そういったダークなイメージが強いですね。そのなかでこのマムランナーや、それ以前にRimeoutから出したディレイ・トゥリーズはちょっと浮いているんです。あと、最近だとサテライト・ストーリーズというバンドも日本でちょっと注目されていましたね」

ヤーコ・エイノ・カレヴィの2015年のパフォーマンス映像
サテライト・ストーリーズの2015年作『Vagabonds』収録曲“Vagabonds”
 

カジ「フィンランドにはどんなバンドがいたっけ、とちょっと考えちゃいますね(笑)。僕が思いついたのは、ファイヴ・コーナーズ・クインテットあたりの2000年代半ばに注目の高かった北欧ジャズ……あ、思い出した! 97年にカーディガンズのフォロワーというか、当時のラウンジ・フィーリングにばっちり乗っていたシュペールというバンドがいましたね。感覚としてはスウェーデンのバンドっぽい洒落心があり、いまでもときどき聴きますね(笑)」

オナガ「あとはメタルですよね。一般のリスナーからはメタルの国という印象が一番強いんじゃないかな」

カジ「ポップというよりはハードな音だよね。デザインで言えばマリメッコだったり、映画で言えばカウリスマキ兄弟だったり、良い味が出てるものもいっぱいあるけど、音楽だとなかなか思いつかない」

オナガ「言語的にもほかの国とは少し違うらしいですね。デンマーク語とスウェーデン語は方言くらいの違いなのに、フィンランド語だけはまったく他の国で通じないみたい。国民性も内向的とは言われていますね」

 

ICELAND
 

オナガ「アイスランドは、ビョークやシガー・ロスなど世界的なアーティストが多いですが、ここ数年ではこのバンドがブレイクしました。オブ・モンスターズ・アンド・メンの“Crystals”」

オブ・モンスターズ・アンド・メンの2015年作『Beneath The Skin』収録曲“Crystals”
 

オナガ「アイスランドのバンドは共通して、ダークでひんやりしていて、音に広がりや奥行きがある。まさに同国の大地を彷彿とさせますよね。スカンディナヴィアから離れているというのもあると思うんですが、他の北欧の国とは違う。もともと歴史的にはノルウェーの人たちが逃げてきて作り、世界最古の民主議会を持った国なんです」

カジ「すごく小さい国なのに、音楽的には非常に豊かなんですよね」

オナガアウスゲイルの東京公演も即完売したみたいで、日本のリスナーにも親和性が高いんでしょうね。〈アイスランド・エアウェイヴス〉という近年世界的に注目を集めているフェスがあって、日本からもツアーが出ているくらいなんですよ。規模の大きいフェスだとどうしても商業色が強くなってしまうと思うんですけど、〈アイスランド・エアウェイヴス〉はステージがどれも小さくて、集客をそこまで気にせずにラインナップで冒険ができるみたい。フレーミング・リップスバトルスといった英米の人気バンドから、そこでしか観れないアイスランドのバンドまで混ざり合っているんです。国際的にも音楽関係者が足を運んでおきたいイヴェントになっているそうで、個人的にもいま一番行きたいフェスですね」

アウスゲイルの2013年作『In The Silence』収録曲“Was There Nothing?”
〈アイスランド・エアウェイヴス〉のトレイラー映像
 

――では、最後にノルウェーについて教えてください。

 

NORWAY
 

オナガ「2曲続けていきましょう。オーロラの“Conqueror”とカックマダファッカの“Young You”」

オーロラの2016年作『All My Demons Greeting Me As A Friend』収録曲“Conqueror”
カックマダファッカの2016年のシングル“Young You”
 

オナガ「去年ノルウェーの〈オイヤ・フェスティヴァル〉というのに行って、現地の音楽シーンの人たちと話をしていたら、2016年のノルウェーで一番ヒットするのは彼女だから覚えとけよと言われたのが、このオーロラなんです。さっき聴いた“Conqueror”が世に出る前に、彼女はオアシスの“Half The World Away”をカヴァーしてて、それがイギリスのジョン・ルイスというデパートのCMに使われ、デッカとも契約したんですよ。ノルウェーでは久しぶりにデビュー直後から騒がれている存在で、アーランド・オイエやソンドレ・ラルケらベルゲン周辺の手練たちもいろいろとサポートしているし、なおかつマネージャーをしているのが、テレミカエル・テレなんです。僕がソンドレから紹介された際〈あの伝説のミカエル・テレだよ〉と言われたくらいノルウェーの偉大な音楽人がついているんです。北欧の音楽が好きな人は絶対チェックしておいたほうが良いですね」

ロイクソップやキングス・オブ・コンビニエンス、アニーらを輩出したベルゲンの伝説的レーベル

オーロラの“Half The World Away”が使われたジョン・ルイスのCM
 

――次に流したカックマダファッカはカジさんも身を乗り出して聴いていましたね。

オナガ「彼らは2014年のセカンド・アルバム『Hest』から日本盤も出ていて、そのときから日本のラジオでもヘヴィー・プレイされていました。彼らもベルゲンのバンドなんですけど、ヤング・ドリームスマティアス・テレスカシオキッズといった若いバンドが口を揃えてカックマダファッカは格好良いよと言ってた。で、自分もチェックしてみたらこんな名前のわりには(笑)、すごく明るいポップスをやっていてびっくりして。かつベルゲンのミュージシャンらしい捻くれた感じと洗練性も備わっている。去年フィンランドの〈フロウ・フェスティヴァル〉でライヴも観たんですけど、すごく煽り上手で演奏もしっかりしていました」

カジ「オーロラもカックマダファッカもすごく良かったです。北欧のなかのポップスという雰囲気もすごくあるし、どこの国でも受け入れられそうなわかりやすさもある。ベルゲンのミュージシャンがサポートされているというのも嬉しいですし、地方で支持されているものが世界を跨いでブレイクするというのが良いですよね」

オナガ「ソンドレ・ラルケやキングス・オブ・コンビニエンスみたいな、世界的にブレイクした存在が地元の新しい才能を紹介して、それでまた広がって……という狭いシーンなりの良い循環がベルゲン周辺はできている気がします。ベルゲン以外ではオスロ出身のキッド・アストレイもオススメですね」

キッド・アストレイの2015年作『Home Before The Dark』収録曲“Day In June”
 

――北欧のなかでも、ノルウェーとスウェーデンのインディー・ポップは日本のポップ好事家たちからも特に愛着を持たれている印象です。おふたりから見て両国の音楽性の違いはどんなところにあると感じますか?

オナガ「スウェーデンのほうがわかりやすいかな。ベルゲン周辺はちょっと凝り性な印象ですね。ポップ・ミュージックをどこまで作り込むか、みたいな指向がある気がします。」

カジ「スウェーデンの音楽家は常に世界を見ている気はしますけど、ノルウェーの人たちは良い意味での地方性がある気がするんです。ポップ職人的な土壌がある」

――わかる気がします。今日はありがとうございました。最後に、日本のリスナーが北欧音楽をより深く楽しんでいくためのコツを教えてください。

オナガ「まずは僕らがリリースをし、メディアが取り上げることで、英米とはまた違うおもしろさを持った北欧という音楽シーンを1人でも多くの人が知ってほしいですね。いまは日本だけじゃなく海外でも北欧の音楽を専門に取り上げているメディアがあるので、好きなバンドから数珠繋ぎ的にどんどん掘り下げていくのが良いと思います」

 

★北欧の最新事情はここでチェック! オナガ・リョウヘイがオススメする音楽サイト

Ja Ja Ja - A NORDIC MUSIC AFFAIR -
イギリスから北欧の音楽情報を発信しているメディアで、北欧のバンドばかりを集めたイヴェントをロンドンやベルリンで開催しています。

Gaffa
デンマークの音楽情報誌のウェブサイトです。デンマーク版以外に、スウェーデン版とノルウェー版もあります。現地の言葉での表記のみですが、いまプッシュされているアーティストの情報などをチェックできます。

北欧 Music Night(Twitter)
年に1度東京で北欧のポップ/インディー系のミュージシャンを集めて行われているライブ・イヴェントのTwitterアカウントですが、ポピュラーなものからインディーまで、北欧のさまざまな音楽情報も発信していますよ。

 

★カジヒデキ INFORMATION
春のカフェライブツアー〈PASTEL SPRING TOUR〉
4月15日(金)名古屋 K.D ハポン
4月17日(日)広島・福山 KoKon
4月19日(火)香川・高松 umie(umie15th ANNIVERSARY『GIFT』)
4月20日(水)兵庫・神戸 BO TAMBOURiNE CAFE
4月21日(木)京都 SONGBIRD COFFEE
4月22日(金)静岡 QUATRE EPICE静岡店

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