俳優としての顔も持つブリストル出身の25歳のシンガー・デビュー作は、レオナ・ルイスマーヴェリック・セイブルを手掛けたクリス・ロコらが提供するUKらしいソウルフル・ポップが中心。パーティー中に感じる虚しさをポップに歌う“The Greatest”をはじめ、まったりスモーキーな歌声が陽気と皮肉を行き来するヒネリの効いた内容だ。気鋭サウンウェイヴDJダーヒーなどUS勢の関わったラップ曲も今様で良い。