傑作『Red Moon In Venus』(2023年)から1年弱で届いた2枚目のスペイン語作は、SZAで知られるカーター・ラング、テイラー仕事でまた名を高めたサウンウェイヴ、アフロビーツの名手P2J、ディラン・ウィギンスらを軸に制作。デンボウの“Muñekita”などもありつつ、シンセで浮遊する冒頭の“¿Cómo Así?”やペソ・プルマと絡む“Igual Que Un Ángel”などの軽やかなキャッチーさは先鋭的な現行ポップのド真ん中を行く。カロルGやラウ・アレハンドロも客演。もはや英詞でモダンさを表現しつつスペイン語では伝統に回帰……なんて時代じゃないことを改めて実感させてくれる今年のベスト候補。