メジャー・デビューも告知され、ウネリをいよいよ大きくしているKANDYTOWNだが、リリース歴という意味で一日の長があるのはこの菊丸だ。2013年の初作『Still Here』以降にNY留学し、現地でのEP制作も経て、アルバムは約3年ぶり。YOUNG JUJUやIOら仲間も交え、メランコリックで温かい音と言葉がやたら心地良いヴァイブを醸し出す。ループと語りの寄り添った佳曲が揃うなか、I-DeA製の“KT4L”は格別。歌が泣く。