1986年、ウィーン国立歌劇場でのライヴです。この年、音楽監督に就任したアバドの下、歌い手はパヴァロッティ、カップッチッリの充実度はもちろんですが、急遽の代役だっというアメリア役のレヒナーの好演もあり、素晴らしい舞台に仕上がっています。アメリアとリッカルドの二重唱“ああ、何と心地よいときめきが”でも圧倒的なオーラを魅せるパヴァロッティに、端正な美声と情熱的な歌唱で応えるレヒナーは聴き応えがあります。そしてウルリカ役のルドミラ・シェムチュクの存在感もポイントです。時を経て改めてこのリリースがあることを喜びたいですね。